8月11日、ハッカーが使用したPolygonアドレスは、日本時間午後17時46分からPoly Networkが設定したウォレットに1万米ドルを送金。15分後さらに100万ドルを送金した。その後も、Binance Smart ChainにBTCBで110万ドルを返還。 Polygonscanのデータによると、すでに2億6000万ドル以上の返還を確認できている。
2021年8月10日、分散型金融(Defi)プロジェクトのPoly Network社から大規模なハッキングの報告があり、被害額が暗号通貨史上最高額の6億ドルと推定された。そのうちイーサリアムは約2億7,300万ドル、Binance Smart Chainは約2億5,300万ドル、Polygonは約8,500万ドルとなる。
しかし翌日の8月11日、ハッカーが使用したPolygonアドレスは、日本時間午後17時46分からPoly Networkが設定したウォレットに1万米ドルを送金。15分後さらに100万ドルを送金した。その後も、Binance Smart ChainにBTCBで110万ドルを返還。
Polygonscanのデータによると、すでに2億6000万ドル以上の返還を確認できている。
資金の返還をする前に、ハッカーが取引の暗号化メッセージを埋め込み、資金を返還する準備ができていることを知らせている。
攻撃を受けたあと、世界最大のステーブルコインのテザー社は、ハッカーとされる人物のウォレットアドレスに関連するUSDT約3,300万ドルを凍結した。さらに、バイナンス(Binance)のCEOのChangpeng Zhao氏、フォビ(Huobi)の共同設立者のDu Jun氏、OKExのCEOであるJay Hao氏など、最大手の暗号資産(仮想資産)取引所運営者達が続々と協力及び支援を表明した。中央集権型取引所もプロトコルへの支援を示した。
しかし、完全なブロックチェーン・セキュリティの道はまだ見えてこない。
関連記事:Poly Networkがハッキング被害か 、6億ドル以上の損失被害を報告
https://www.wikibit.com/jp_ja/202108117914443922.html
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