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ミームコイン高騰、暗号市場の投機過熱?

ミームコイン高騰、暗号市場の投機過熱? WikiBit 2021-10-29 16:25

10月27日以来、ビットコイン(BTC)は弱気な相場が続いているが、ミームコイン(インターネット上での“ネタ”として生まれた暗号資産)の価格は高騰している。その中でSHIBは一番激しい変動のトークンである。

  10月27日以来、ビットコイン(BTC)は弱気な相場が続いているが、ミームコイン(インターネット上での“ネタ”として生まれた暗号資産)の価格は高騰している。その中でSHIBは一番激しい変動のトークンである。

  ビットコインが約58,000米ドルに急落したとき、発行から一年足らずのSHIBは、過去最高の0.000088米ドルを記録し、24時間で60%増加した。この暗号資産は、先週末から継続的に過去の最高値を更新しており、総市場価値は370億米ドルに達した。一時的に初期のミームコインとして知名度の高いDOGEを超え、暗号資産の市場価値ランキングのトップ10に入りを果たした。(執筆の時点で、DOGEは9位に上昇し、SHIBは10位に下落している)

  SHIBのトレンドに逆らった上昇により、ミームコインの市場は強気な印象を受ける。データウェブサイトCoingeckoに登録された73種類のミームコインのうち、31種のミームコインは24時間以内に上昇した。全ミームコインの総市場価値は744億米ドルに達し、暗号資産市場の総市場価値の2.8%を占めている。

  暗号資産市場の総市場価値の割合で見ると数値は少ないように思えるが、この割合は過去24時間で13.8%増加している。長期的な目線で見ると、ミームコインは新たな投資先としての魅力が高まっているとも考えられる。こうした現象は、SHIBが先駆者になるやもしれない。現にSHIBは昨今、複数の取引所で最も取引されている暗号資産となっており、ビットコインやイーサリアム(ETH)の取引量を超えたこともある。

  今年、ミームコインは暗号通貨市場で人気のカテゴリを確立したともいえる。ミームコインの多くは、SNS上でのジョークや風刺、さらには有名人の影響に基づいて作成されている。たとえば、DOGEの創設者は、暗号通貨そのものを風刺するためにDOGE Coinを作成した。SHIBはそんなDOGEを打倒する目的で誕生したコインだ。また、Flokiと呼ばれるトークンは、テスラの創設者であるマスクの愛犬の名前を使用している。

  このタイプのミームコインは、暗号業界で「動物コイン」と呼ばれることが多く、「犬」がその大部分を占めている。また、ロゴとして動物の漫画の画像を使用することがよくある。トークンの発行量も動物の生殖能力と同じぐらい大きい。それに対して、トークンの価値は全体的に低い傾向にある。発行量が1,000億枚のSHIBの初期価格はかつて、小数点10桁以下であった。 低価格のため、ミームコインは資本が少ない投資家に好まれている。保有者はトークンに対する宣伝を積極的に行うことで、投資の目標を達成しようとしている。

  今年の4月-5月、DOGEはマスクの支持で上昇を続け、ミームコインの全体市場をけん引し、10倍以上に上昇したミームコインもある。これにより、大量の個人投資家がミームコイン市場に参入し始めた。しかし、「5・12」ビットコインの急落により、ミームコインも急速に下落した。多くのミームコインが90%以上下落し、ほとんどの投資家が損失を被る形となった。一方でこうした事象を分析すると、暗号市場に身を投じている投資家達の振る舞いについて、一定の規則性を見出すこともできる。これは、「アルトコイン市場の急上昇は全体暗号市場がピークに達したことを意味する」というものである。今回のSHIBが急上昇する時、ビットコインやイーサリアムなどの主流の暗号資産は再び下落に転じているタイミングであった。こうした規則性を踏まえると、今ミームコイン市場の高騰は、暗号通貨市場全体のピークを示していると言えるかもしれない。

  10月28日の時点で、ビットコインの「恐怖と貪欲指数」は先週の82から今日の73に低下したが、また「貪欲」と呼べる範囲である。そして上述したように、現在のミームコインの値動きも「貪欲」と言える。これは、投機過熱の状態と言えるかもしれない。

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  暗号通貨の価格変動が激しく、投資家は取引を行う前に自分の経験、目標、財務状況、リスクを取る能力等、十分に理解する必要があります。

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