英国を拠点とする仮想通貨マイニング企業のアルゴ・ブロックチェーン(Argo Blockchain)がテキサス州西部に建設を予定している800メガワット規模のデータセンターについて、建設コストが総額15~20億ドルに達する可能性がある。
アルゴ・ブロックチェーンのテキサス州のマイニング施設、建設費用は20億ドル
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英国を拠点とする仮想通貨マイニング企業のアルゴ・ブロックチェーン(Argo Blockchain)がテキサス州西部に建設を予定している800メガワット規模のデータセンターについて、建設コストが総額15~20億ドルに達する可能性がある。
同社が5日に規制当局に申請した内容によると、マイニング施設「Helios」は320エーカーの土地に建設される。20億ドルという概算は「施設に設置されるマイニング機器および、所有機器とホスト機器の割合、原材料のコスト、建設のための労働力と電力、インフラ構築とマシン購入の時期、その他の要因」に基づいているという。しかしながら、あくまで見積もりの段階であり、「今後大幅に変わる可能性もある」とアルゴは述べている。
アルゴは今年7月、ディケンズ郡で200メガワット規模のマイニング施設の建設を始めたが、そこから将来的に「最大800メガワットの電力」が得られると述べている。マイニング施設にはまだ屋根がないが、土地代だけで1億7500万ドルに上ると見られる。同社は2022年半ばまでの操業開始を目指している。
Things are moving quickly in Texas https://t.co/ZQzyeK2e9Y
— Peter Wall (@PeterGWall) November 4, 2021
アルゴのピーター・ウォール最高経営責任者(CEO)は、データセンターの建設地にテキサス州を選んだ理由として、再生エネルギーのコストが安いことや、新技術のイノベーションへの開かれた環境などを挙げた。同社は8月時点において、温暖化ガス排出のいくつかの項目に関して、操業体制が「良好な状態」になっていると述べていた。そうした努力は、最終的にカーボンニュートラルを目指す計画の一環である。
中国政府がマイニングへの締め付けを続ける中、多くのビットコイン(BTC)マイナーがテキサス州に拠点を構えている。同州は電気料金が安く、また仮想通貨の規制もそれほど厳しくないと思われ、突出した存在となっている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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