ハッカーはGoogle Cloudを侵入、マイニングソフトウェアをインストールできる

　　Google社のサイバーセキュリティ・アクション・チームによると、一部のハッカーが、設定の不十分なGoogleのクラウドアカウントに侵入したことが判明した。攻撃されたアカウントは、暗号通貨のマイニングで盗用されていた。

　　詳細な分析の結果、今回Googleクラウドプロトコルのハッキング事件のうち、86％が暗号通貨のマイニングの盗用に関連していたことがわかった。また、ハッカーは侵入されたクラウドアカウントを経由し、個人PCのCPUやGPUを利用して暗号通貨をマイニングすると判明した。または、Chia（暗号通貨トランザクションプラットフォーム）で、ハッキングしたシステムのメモリを盗用して暗号通貨をマイニングする。

　　Googleによると、近頃の暗号通貨の獲得を目的としたサイバー攻撃は、暗号通貨マイニング途中に攻撃のような単一の悪意ある行為にとどまらない。例えば、一般ユーザーのアカウントから他のアカウントにハッキングして、中継地として利用したり、他の安全性が低いアカウントを探して利用したりする。Googleのサイバーセキュリティチームは、攻撃の原因は「顧客のセキュリティ対策の不備」、または「信頼できない第三者のソフトウェアをインストールした」などにあると述べた。

　　さらに、Google対するほとんどのハッキング被害事件において、ハッカーは22秒以内に、攻撃されたアカウントのパソコンに暗号通貨マイニングソフトウェアをダウンロード及び、インストールさせることができる。Googleはハッカープログラムが自動機能に行う機能について強調した上で、次のように述べた：「ユーザーのパソコンがハッカー攻撃を受けた後に、ハッカーのスクリプト化されたプログラムが自動的にバックグラウンドにインストールされる」。

　　

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