米プロフットボールリーグ(NFL)のスター選手オデル・ベッカム・ジュニア(OBJ)は昨年ビットコインで75万ドルの報酬を受け取ると表明したが、BTC価格の暴落を受け、この決定が高く付くことになりそうだ。
Brian Quarmby 2022年01月26日 18:18 米NFLのスター選手、昨年11月にビットコインで報酬受け取ったが… 24 閲覧数 1 シェア数
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米プロフットボールリーグ(NFL)のスター選手オデル・ベッカム・ジュニア(OBJ)は昨年ビットコインで75万ドルの報酬を受け取ると表明したが、BTC価格の暴落を受け、この決定が高く付くことになりそうだ。仮想通貨関連の課税方法と足元でのBTC価格の下落を受け、法定通貨で報酬を受け取るよりも61%減額されてしまうとの推定が出ている。
仮想通貨投資家は、納税申告書を提出するときの価格ではなく、それを受け取った時の価格に対して税金を支払わなくてはならない。そのため報酬受取後の価値下落は反映されないことになってしまう。
11月12日、OBJはロサンゼルス・ラムズとの間で75万ドルで1年契約を結んだ。その際、OBJはこの100%をビットコインで受け取ると表明した。
It's a NEW ERA & to kick that off I'm hyped to anounce that I'm taking my new salary in bitcoin thanks to @CashApp. To ALL MY FANS out there, no matter where u r: THANK YOU! Im giving back a total of $1M in BTC rn too. Drop your $cashtag w. #OBJBTC & follow @CashApp NOW pic.twitter.com/ds1IgZ1zup
— Odell Beckham Jr (@obj) November 22, 2021
当時、ビットコインは史上最高値を更新しており、OBJがラムズと契約を結ぶわずか2日前にBTCは史上最高値である6万9000ドルを記録していた。OBJにとって問題だったのは、ビットコインが現在その高値から46%下落し、3万6900ドルとなってしまっていることだ。
スポーツビジネスアナリストのダーレン・ロベル氏は、報酬全額をビットコインで受け取るというOBJの選択は賢明ではなかったと指摘する。OBJの報酬は、75万ドルではなく、現在は41万3000ドルに過ぎないからだ。
連邦税と州税の両方を考慮すると、OBJは過去2か月半で3万5000ドルしか稼いでいないことになる。これは彼が法定通貨で報酬を受け取っていた場合の9万ドルからは大きくかけ離れている。
暗号資産の課税問題が浮き彫りになるのは、これが初めてではない。過去の「仮想通貨の冬」の時代には、資産を受け取った時に暗号資産が高騰していたため、巨額の税金に直面したユーザーの話はたくさん存在した。ルールは国によって様々だが、暗号資産を受け取った時の価値で申告することが一般的だ。これにより、購入時と税務申告時との間で暗号資産の価値が下がった場合、投資家は大きな問題に直面する。
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