週末のBTC相場は底堅い展開。
Cointelegraph Japan 2022年04月04日 10:35 イベント終えビットコイン堅調、上値の目途を解説【仮想通貨相場】
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著者 松田康生(まつだやすお)楽天ウォレットシニアアナリスト
東京大学経済学部で国際通貨体制を専攻。三菱UFJ銀行・ドイツ銀行グループで為替・債券のセールス・トレーディング業務に従事。2018年より暗号資産交換業者で暗号資産市場の分析・予想に従事、2021年のピーク800万円、年末500万円と予想、ほぼ的中させる。2022年1月より現職。
ポイント
・47,000ドル台へ反発
・雇用統計はMIX、停戦協議も継続だが、ポジション調整の巻き戻しが入ったか
・ユーロ圏CPIが過去最高を記録するなど世界的インフレ傾向続く
・まずは48,000ドル台の200日移動平均線トライ、半値戻しの51,000ドル辺りが戻りの目途か
週末のBTC相場
週末のBTC相場は底堅い展開。
木曜日から金曜日にかけて44,000ドル(約540万円)台に値を下げたが、その後、47,000ドル(約575万円)台に反発。日曜日に45,000ドル(約550万円)台に下押すも、今朝方47,000ドル台に上昇している。
欧州圏での規制強化報道もあり金曜日のイベントを前にBTCは値を下げたが、45,000ドルを割り込んだところで前週末に開けた大きな窓埋めが完了、下げ止まった。
すると、イタリア首相との会談後にプーチン大統領が首脳会談は時期尚早との見方を示していたが、ラブロフ外相がウクライナへの提案を準備中とタス通信が伝えると、交渉進展への期待からBTCは上昇に転じた。
注目の米雇用統計は非農業部門雇用者数が43万人と予想49万人を下回ったが、失業率が予想3.7%に対し3.6%とMIXな内容だったが、それまでポジション調整が入っていた反動か、BTCは上昇していった。
またトルコのエルドアン大統領がプーチン大統領に電話、首脳会談を呼びかけたことも伝わると、BTCは36,000ドル台半ばに上昇した。
しかし、FRBの利上げ加速や1-2年後の不況を暗示する米2-10年債の逆イールドを嫌気し米株が下落する中、BTCも失速した。
しかし、ウクライナ側から「ロシア側が、クリミア半島の主権問題を除いてはウクライナ側の立場について反対しない、と発言」「停戦合意案が首脳間で協議できる段階まで来ていることについてもロシア側は認めた」としたこともありBTCは47,000ドル台に上昇した。
その後、週末は目立った進展などが聞かれない中、BTCは45,000ドル台に値を下げたが、今朝方CME先物開始時に急上昇、一時47,000ドル台半ばまで上値を伸ばしている。
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