仮想通貨投資会社アークインベストの創業者であるキャシー・ウッド氏は、同社が保有するペイパル株をすべて捨て、ビットコイン(BTC)ライトニングネットワークを利用した決済システム「キャッシュアップ(Cash App)」の長期的成長に賭けると主張した。
Brian Newar 2022年04月12日 07:48 キャッシー・ウッド氏率いるアーク・インベストがペイパルからキャッシュアップ支持に
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仮想通貨投資会社アークインベストの創業者であるキャシー・ウッド氏は、同社が保有するペイパル株をすべて捨て、ビットコイン(BTC)ライトニングネットワークを利用した決済システム「キャッシュアップ(Cash App)」の長期的成長に賭けると主張した。
ウッド氏は、9日に開催されたマイアミ・ビットコイン2022で、同社の動きについて説明した。
ライトニング・ネットワーク(LN)は、ビットコインのレイヤー2ソリューションであり、より高速で安価な取引を促進する。金融技術企業のペイパルは、ブロック(旧スクエア)のキャッシュアプリと直接競合するものとして、決済アプリのVenmoを運営している。
ウッド氏は8日のCNBCとのインタビューで、デジタル資産ウォレットの統合に向けたより包括的なアプローチのため、キャッシュアップを支持するためにペイパルをやめる決断をしたと述べた。彼女は、Venmoがビットコインに対応し始めたものの、「キャッシュアップの後追いのようなものだ」と述べた。
「私たちは、勝者になると信じる人に賭ける。(中略)私たちはリスクオフ期間にポートフォリオを統合し、ペイパルよりもブロックを選んだ」
ウッド氏は、キャッシュアップに対する同社の確信は、Venmoの「トップダウン的アプローチとは対照的な」有機的なユーザー数の増加にあると見ていることに起因すると続けた。
ウッド氏は個人投資家が仮想通貨市場を牽引してきたと考えており、こう述べた。
「機関投資家の多くは、最終的にそうなるような位置づけにはないだろう。個人投資家がここまで牽引してきたのだ」
アプリトラッカーのBusiness of Appsのデータによると、Venmoは現在7000万人のユーザーと8億5000万ドルの利益を誇っており、これに対してキャッシュアップは2021年に4400万人と20億3000万ドルの利益となっている。利益を純増させる能力が対照的であることも、アークが2つのブランドを評価する動機となり得るだろう。
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