金融活動作業部会(FATF)は、仮想資産サービスプロバイダー(VASP)がある多くの国が、テロ資金調達対策(CFT)とマネーロンダリング防止(AML)に関する基準を順守していないと報告した。
Turner Wright 2022年04月20日 08:19 「適切な法律と規制構造」が実質有効な国は9%=FATF
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金融活動作業部会(FATF)は、仮想資産サービスプロバイダー(VASP)がある多くの国が、テロ資金調達対策(CFT)とマネーロンダリング防止(AML)に関する基準を順守していないと報告した。
19日に発表された「FATF基準の有効性と遵守の状況」という報告書では、120カ国の評価対象国のうち52%が、リスク評価と企業の受益者確認のための「適切な法律と規制構造が整備されている」と述べている。しかしこうした法律は効果的に実施されておらず、FATFは、「実質的に有効」な国は9%に過ぎないと報告した。
FATFの報告書は、「各国は、法人や取決めに関する情報の記録、報告、検証において、優先順位をつけて取り組み、改善を示す必要がある」と指摘。「無記名株式や名義人の関係などのリスクの高い活動を軽減するために、所轄官庁は正確で最新の情報に迅速にアクセスできるようにすべきである」とした。
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