ハッキング事件頻発 ブロックチェーン・セキュリティの重要性高まる

　　Web3とブロックチェーン・セキュリティ会社であるCertiKは、ソフトバンク・ビジョン・ファンドやTigerGlobalなどの機関投資家から6,000万ドルの資金調達を完了したと発表した。これによりソフトバンクがWeb3セキュリティ分野に参入するものと考えられている。CertiKは過去9ヶ月で2億9000万ドルを調達し、Web3とブロックチェーン・セキュリティ分野での地位をさらに盤石なものとした。

　　CertiKの副社長であるMonie Jalal氏は、「現在Web3開発の分野で、セキュリティ面の開発は最優先事項でないことがよくある。Web3分野の発展に伴い、ハッキング事件も増加する可能性がある。今後はWeb3分野もセキュリティへの需要が高まるだろう」と述べた。

　　暗号通貨業界のセキュリティ事件は、WikiBitもいくつか報じている。2021年だけで、DeFi関連のハッキング事件により、102億ドル以上の資金が盗まれている。暗号通貨の人気の高まりで、より多くの資金が市場に流入しているが、投資家の資金の安全性を確保することが業界全体の課題となっている。ブロックチェーン・セキュリティ企業であるCertikは、これに成長の機会を得た格好だ。

　　CertiKは現在、ブロックチェーンセキュリティの分野で世界最大の市場シェアを持つ企業である。まさに、ブロックチェーン・セキュリティ業界をリードする企業となっている。その最先端の技術により、暗号通貨を利用する全てのユーザーに対して、最高レベルのセキュリティソリューションを提供している。CertiKは、セキュリティの脆弱性を検出し、開発者に通知することで、スマートコントラクトがリリースされる前にセキュリティレベルを予め高めることができる。

　　CertiKのCEOは「資金調達の成功は、web3セキュリティの重要性をさらに強調した。今回の資金でブロックチェーン業界のセキュリティ面での保護は更に進み、暗号通貨プロジェクトコミュニティーの信頼構築に役立つだろう」と述べた。

　　

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