NFT市場、過去24時間の出来高が3割減

　　Brian Newar 2022年05月09日 15:19 NFT市場、過去24時間の出来高が3割減

　　ニュース

　　ユガ・ラボが提供するノンファンジブルトークン（NFT）コレクションの取引量が、過去24時間で劇的に減少している。

　　NFTマーケットトラッカーNFTGOのデータによると、ユガ・ラボが提供するOtherdeedは過去24時間で50％以上減少、Mutant Ape Yacht Club（MAYC）は同46％減、Bored Ape Yacht Club（BAYC）は同25％減だった。

　　NFT市場全体はユガ・ラボのコレクションの影響から、出来高は31％減の1億1300万ドルとなっている。しかし、NFTの総時価総額が同期間で195億ドルと減少幅はわずかで、価格には影響は出ていないようだ。

　　ユガ・ラボのコレクションは、世界で取引されている上位5つのコレクションのうちの3つを占めている。Otherdeedsを除く各コレクションは、過去7日間でも出来高が50％近く減少しており、NFT市場が冷え込んでいることを示唆している。

　　出来高トップ10のうち、出来高がプラスになっているのは3つのみ。NFT市場トラッカーのCrypto Slamによると、2位のCyberBrokersが4,124%増、5位のAzukiは7.5%増、9位のDoodlesは22.74%増。

　　すべてイーサリアムで取引されているユガ・ラボのコレクションに加え、NFTの最も活発な10のブロックチェーンのうち8つのブロックチェーンで販売量が過去7日間で2桁の損失を被っている。

　　平均して、イーサリアム（ETH）、ソラナ（SOL）、フロー（FLOW）、アバランチ（AVAX）、ローニン、BSC（BNB）、WAX（WAXP）、パニーニの間で出来高は22.5％減少。CryptoSlamのデータによると、ポリゴン（MATIC）とテゾス（XTZ）の出来高だけがそれぞれ16.5％と58.8％増加している。

　　過去7日間にNFT取引を行ったアクティブ・マーケット・ウォレットは、5月1日以降、買い手の総数とともに、着実に減少している。NFT市場分析ツール、ノンファンジブルのデータによると、アクティブ・マーケット・ウォレットは69％減の16,792、買い手は84％減の10,503と衝撃的な数字だ。