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ETH(イーサリアム)、POSのThe Mergeを織り込む展開から対BTCでも反発なるか【仮想通貨相場】

 ETH(イーサリアム)、POSのThe Mergeを織り込む展開から対BTCでも反発なるか【仮想通貨相場】 WikiBit 2022-06-01 05:04

直近ではGoogleTendsでの「NFT」の検索度合いがピークから大きく落ち込み、ETH/BTCは下落=ETH安が進んでおり、NFTに絡んだETHの上昇は落ち着いてきているようだ。

  Cointelegraph Japan 2022年06月01日 14:04 ETH(イーサリアム)、POSのThe Mergeを織り込む展開から対BTCでも反発なるか【仮想通貨相場】 12 閲覧数

  マーケット

  著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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  NFT関連の熱狂は一旦沈静化か

  Trading ViewおよびGoogleTendsより作成(期間2021/1~2022/5 週次データ使用)

  上図は、2021年1月から現在までのETH/BTCの週足終値のラインチャートとGoogleTends(対象:全世界)での「NFT」の検索度合いを示した棒グラフである。

  2021年はDeFi(分散型金融)やNFT(非代替性トークン)が注目を浴び、そのブロックチェーン基盤に主にETHが採用されていることからETHの需要が高まり、ETH高が進行した。

  上図では、2021年3月頃や2021年末頃にGoogleTends「NFT」が大きく上昇したところで、ETH/BTCの上昇=ETH高となっていることが読み取れる(上図 黄色矢印)。

  しかし、直近ではGoogleTendsでの「NFT」の検索度合いがピークから大きく落ち込み、ETH/BTCは下落=ETH安が進んでおり、NFTに絡んだETHの上昇は落ち着いてきているようだ。

  ただし、検索度合いがピークから大きく減少したものの、2022年3月~5月頃は2021年3月頃の急上昇時の水準の7掛け程度の水準(上図 白枠部分)を維持している。

  その点に着目すると、単純に興味が失われて検索度合いが落ちただけではなく、いくらか一般的になり安定的な推移となった、と見ることもできるだろう。

  とは言え最近では、高額で取引されていたNFTアートなどの価格下落が進んでいることもあり、NFTブームの沈静化に連動したETH価格の下落に対し不安が燻る状況と言えよう。

  足元では地政学的リスクや米金融引締などが意識され、一般的にリスク性が強いとされる暗号資産市場全体が落ち込んでおり、NFTブーム一巡による価格下落に過剰に拍車をかけてしまっている可能性もあるだろう。

  そのため、市場環境の改善とともに再度NFT界隈が盛り上がりを見せ、ETHが返り咲くと言った可能性も考えられそうだ。

  特に2022年内には「The Merge」と呼ばれるETHの大型アップデートが控えており、PoWからPoSへの移行が主な内容となるようだ。

  かねてからPoWでは環境負荷が高いと言われており、PoSへの移行による消費エネルギーの大幅削減やセキュリティ面の強化、手数料の改善期待などもあり大型アップデートへの期待感がETHの下支えとなる可能性もあろう。

  なお、大型アップデートはこれまで複数回に渡り延期しており、現時点では今年の秋頃となることが予測されている。

  現在、アップデートの初めてのリハーサルを迎えているが、今後の進捗度合いによっては不安感が燻る局面もありそうで、アップデートに関する情報については常に注目が必要になりそうだ。

  最後にテクニカル面でのETH/BTCのシナリオを整理する。

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