メタバース系トークンは、現在の弱気な市場においても、他の仮想通貨カテゴリーを大きく上回り、前年比約400%増となっている。
Brian Newar 2022年06月08日 14:01 仮想通貨市場は弱気でも、メタバース系トークンは前年比で400%上昇 12 閲覧数
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メタバース系トークンは、現在の弱気な市場においても、他の仮想通貨カテゴリーを大きく上回り、前年比約400%増となっている。
クラーケン・インテリジェンスによる2022年5月の市場レポートとコインゲッコーのデータによると、上昇をリードしているのはディセントラランド(MANA)の41%増、サンドボックス(SAND)の470%増、アクシー・インフィニティ(AXS)の511%増、STEPN(GMT)の746%増となっている。メタバーストークンは、手数料の支払い、土地の購入、ガバナンスへの参加に使用することができる。
The #NFT boom of 2021 has not only drawn mainstream attention to digital art investments, it has also popularized the crypto metaverse.nKraken Intelligence's report takes a closer look at how the crypto metaverse will change the way we communicate: https://t.co/kjrf6Pu8yg pic.twitter.com/YHpljpBJR9
— Kraken Exchange (@krakenfx) June 7, 2022
メタバース系の次に前年同期比で上昇率が高かったカテゴリーは、6%の上昇を見た取引所トークンだった。その他のカテゴリーは、同時期にビットコインの-13%からDeFiの-72%まで、すべてマイナスの値動きとなっている。
Kraken Intelligence reveals that Metaverse tokens are up 400% year-on-year
非代替性トークン(NFT)とメタバースプラットフォームを使用したブロックチェーンベースのゲームは、これまでのところ2022年を通じてその人気を維持している。市場全体が低迷しているにもかかわらず、分散型アプリ(Dapp)トラッカーのDappRadarのデータによると、それらのゲームのユーザー数は1日あたり約100万人を維持している。
ただクラーケンのレポートでは、5月は1日の利用者数が横ばいだったものの、「NFTの取引量が大きく減少し、1日の取引量が87.1%減少した」と指摘されている。
メタバースと取引所トークンを含む、クラーケンのレポートで追跡されたすべてのカテゴリは、過去30日間と90日間にわたってマイナスのリターンとなっている。メタバーストークンは、過去30日間で42%下落し、173%と圧倒的に高いボラティリティとなっている。
短期的な値動きにもかかわらず、このセクターへの資金が流入しちえる。DAppRadarのQ1ゲームレポートは、2022年の第1四半期にブロックチェーンゲームとメタバースプロジェクトを支援するために25億ドルの資金調達がされたと指摘している。レポートによれば、ブロックチェーンの全活動の52%がゲーム系DAppsからもたらされたため、投資家はゲーム関連への投資が活発だった。
「このペースでいくと、プレイ・トゥ・アーンやメタバース関連のプロジェクトは、この業界の未来を築き続けるために、今年100億ドルを追加することになるだろう」と、予想している。
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