大手ビットコイン(BTC)マイニングプールF2Poolの幹部によると、仮想通貨の冬が続く中、仮想通貨マイニングハードウェアの価格は近い将来も下がり続ける可能性が高いとのことだ。
Helen Partz 2022年07月13日 14:50 ビットコイン マイニング機器でも価格下落続く=F2Poolが予測
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大手ビットコイン(BTC)マイニングプールF2Poolの幹部によると、仮想通貨の冬が続く中、仮想通貨マイニングハードウェアの価格は近い将来も下がり続ける可能性が高いとのことだ。
BTCネットワークの14.3%をサポートするF2Poolは、世界最大のビットコインマイニングプールの1つだ。12日にF2Poolは最新のマイニング業界アップデートを発表した。
2022年6月のBTCマイニング実績に着目したF2Poolのレポートでは、コア・サイエンティフィックなどのビットコインマイニング企業の大半が、自社でマイニングしたビットコインを売却することを選択したと指摘している。
カナダの大手BTCマイニング企業であるビットファームズは6月に信用枠を縮小するため、全BTCの50%近くにあたる3000BTCを6200万ドルで売却している
F2Poolのグローバルビジネス開発ディレクターであるリサ・リュウ氏は、「10社近くの上場マイニング企業を調査した結果、彼らは皆、非常に正直に自分で採掘したビットコインを売却していると伝えていることがわかった」とレポートに書いている。リュウ氏は、売却益は営業経費や資本増強のために使われるほか、設備や施設のローン契約上の義務を軽減するために使われると付け加えた。
リュウ氏はさらに、長年のHODL戦略を維持すると主張する上場マイニング企業は数社に過ぎないと述べた。その中には、マラソン、ハット8、ハイブ・ブロックチェーンといった企業も含まれている。「特にハイブは驚くほど多額の負債を抱えておらず、ASICやGPUの設備資金も調達していない」と付け加えた。
リュウ氏は、マイニング用ASIC(特定用途向け集積回路)の価格がここ数カ月で急落していることにも言及した。6月上旬までに、トップおよびミッドティアのASICマイナーの価格は、1万~1万8000ドル台の史上最高値から70%急落したと報告している。
ASICの価格はさらに下がり続け、多くの新規参入者がマイニングから撤退するきっかけになるかもしれない、とリュウ氏は予測する。
「ASICの価格は、ピークに達して以来、すでに急速に下がっているが、今後も下がり続けると思う。装置オーナーが競争力のある価格水準でパワーと容量を確保できなければ、昨年ハッシュトレインに飛び乗った多くの初心者が投げ出す可能性がある」
リュウ氏は、F2Poolが「すべてのマイナーがこの厳しい冬を乗り越える」ことを望んでいるため、そのような状況は「最悪のシナリオ」であると強調した。n
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