米規制当局、ヘッジファンドにデジタル資産投資に関する報告義務付けを提案

　　Turner Wright 2022年08月11日 11:10 米規制当局、ヘッジファンドにデジタル資産投資に関する報告義務付けを提案

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　　米証券取引委員会（SEC）および商品先物取引委員会（CFTC）は、ヘッジファンドに対して、デジタル資産へのエクスポージャーの報告を義務付けることを提案している。

　　水曜日の通知で、SECとCFTCは、少なくとも5億ドル以上のプライベートファンドの報告フォームを修正することを提案した。これは、適格なヘッジファンドが「デジタル資産戦略を正確に報告するために」、新たに別のカテゴリーを追加することを求めるものだ。

　　SECとCFTCは、この報告フォームが2008年に導入されて以来、デジタル資産投資が一般的になっていることを変更提案の理由に挙げている。SECとCFTCによると、投資顧問会社が特定の資産に対する戦略やエクスポージャーについてより詳細な情報を提供することで、米国経済に対する潜在的なリスクをより適切に評価できるようになるとのことだ。

　　「SECとCFTCが共同でフォームPFを採用して以来10年間、規制当局はプライベート・ファンドに関する重要な洞察を得てきた」とSECのゲイリー・ゲンスラー委員長は述べている。「しかし、それ以来、プライベート・ファンド業界は、総資産額が150％近く増加し、そのビジネス慣行、複雑さにおいて進化してきた。もし、（この提案が）採用されれば、大規模ヘッジファンド・アドバイザーに特に焦点を当てつつ、すべてのフォームPF提出者から受け取る情報の質を向上させるだろう」としている。