仮想通貨取引所フォビ、共同創業者が過半数の株式売却を交渉中＝報道

　　Prashant Jha 2022年08月13日 15:43 仮想通貨取引所フォビ、共同創業者が過半数の株式売却を交渉中＝報道 5 閲覧数

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　　世界的な仮想通貨取引所フォビ（Huobi）の共同創設者であるレオン・リー氏は、10億ドル以上の評価となる可能性のある同社株式の大部分を売却する方向で交渉中だと報じられている。

　　リー氏は、フォビの60％の株式を売却しようと複数の金融機関と話し合いを持ったと報じられており、その評価額は少なくとも10億ドル以上、30億ドルにも上るとの見方もある、とブルームバーグは報じている。

　　フォビの広報担当者は、ブルームバーグに詳細は明らかにしなかったが、共同創設者が仮想通貨取引所の過半数の株式を売却するために多くの企業と交渉していることを認めた。

　　リー氏は今年7月の株主総会で、他の株主たちに自分の決断を伝えたという。リー氏は健康問題に専念するため、CEOの職務をホア・ヂュー氏に移譲した。

　　また、世界的な仮想通貨取引所FTXやトロンの創設者ジャスティン・サン氏が、リー氏との間で予備的な交渉を持ったという。

　　この報道によれば、今月末までに取引が確定する可能性があると主張している。この契約が成立すれば、今年5月から始まった仮想通貨市場の混乱以来、最大の取引の一つとなる可能性がある。

　　フォビは2013年に設立され、現在、1日の取引高が10億ドル以上となっている。この仮想通貨取引所は、BTCCの閉鎖後に人気を博し、すぐに中国の仮想通貨トレーダーのハブとなった。北京政府がすべての仮想通貨取引を違法とみなし、外国の取引所がサービスを提供することを禁止した後、この取引所は最終的に中国のユーザー向けに業務を終了した。

　　フォビは、中国政府の禁以来、ドバイやニュージーランドでライセンスを取得するなど、国際的に大きく展開していまる。