注目すべき重要なサポートは？ 仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）

　　Rakesh Upadhyay 2022年09月17日 09:50 注目すべき重要なサポートは？ 仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）

　　価格分析 BTC/USDT

　　ビットコインは9月14日にローソク足の同事パターンを形成し、強気派と弱気派の間でどっちつかずの形示した。9月15日にその状況は下落という形で解消されたが、弱気派はこの優位性を生かすことができなかった。このことは、下値では売り圧力が弱まっていることを示している。

　　BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

　　強気派は、価格を20日間指数平滑移動平均線（EMA、20,529ドル）以上に押し上げることで状況を変えようとするだろう。そうなれば、BTC/USDTペアは22,799ドルの直上のレジスタンスまで上昇する可能性がある。弱気派はこのレベルで強固に抵抗するかもしれないが、強気派がこのレベルを超えて価格を押し上げれば、BTCは25,211ドルまで上昇する可能性がある。

　　逆に、BTC価格が現在のレベルまたは20日間EMAから下降に転じた場合、センチメントはネガティブなままとなるだろう。これは、トレーダーが上昇を売り場と見ていることを示唆するものになる。この場合、BTCは18,510ドルの強力なサポートにまで沈む可能性がある。18,510ドルと17,622ドルの間のゾーンが重要となる。このゾーンを守れなかった場合、次の下落トレンドの足が始まる可能性があるため、強気派による積極的な買いが入るだろう。

　　ETH/USDT

　　イーサ（ETH）は9月14日にサポートラインから反発したが、強気派の喜びは短いものであったことが判明した。20日間EMA（1,609ドル）から急落に転じ、9月15日にサポートラインを下回る急落を見せた。

　　ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

　　20日間EMAは下降に転じ、RSIは39を割り込み、弱気派が優勢であることを示している。弱気派はETH価格を1,422ドルまで引き下げており、このサポートが割れた場合、ETH/USDTペアは1280ドルまで下落する可能性がある。

　　逆に、現在の水準から上昇に転じた場合、移動平均線まで回復する可能性があり、ここが強力なレジスタンスとして機能することになるだろう。売り圧力が弱まる可能性を示すためには、強気派はこのハードルをクリアしなければならないだろう。

　　XRP/USDT

　　リップル（XRP）は過去数週間、0.30ドルから0.39ドルの間でレンジ相場が続いている。ここ数日、0.32ドルまでの下落で買う強気派と50日間SMA（0.35ドル）までの回復で売る弱気派によって、レンジはさらに縮小している。

　　XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

　　レンジ内の値動きは通常、変動が激しく、判断が難しいものだ。それでも、8月28日から9月7日の間に買い手が0.32ドルのサポートを守ることに成功したように、彼らは再びそれを試みるだろう。現在のレベルから上昇した場合、XRP/USDTペアは20日間EMA（0.34ドル）、そして後に50日間SMAまで上昇する可能性がある。

　　強気派が50日間SMAを上回れば、0.39ドルまで上昇する可能性が高まるだろう。弱気派はこのレベルを積極的に守ることが予想される。下降局面では、価格が0.32ドルを下回ると、重要なサポートである0.30ドルが再び試す展開となるだろう。

　　翻訳・編集 コインテレグラフジャパンn

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