BTC2万ドルが壁に　仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）

　　価格分析 BTC/USDT

　　ビットコインは9月28日に18,626ドルの強力なサポートから反発し、強気派が引き続きこのレベルを強力に防衛していることが示された。過去2日間のローソク足のロングテールは、強気派が日中の安値で買っていることを示している。

　　BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

　　強気派は9月30日に20日間指数平滑移動平均線（EMA、19,602ドル）を上回ったが、高値の維持に苦戦している。これは、弱気派が50日間単純移動平均線（SMA、20,621ドル）付近で売っていることを示している。

　　強気派が20日間EMAを下回ることを許さない場合、下降トレンドラインまで上昇する可能性が高まるだろう。弱気派はこのレベルで強い抵抗を見せることになるだろうが、強気派がこのハードルをクリアすれば、トレンド転換のシグナルとなるだろう。その場合、BTCは22,799ドルまで上昇する可能性がある。

　　逆に、現在のレベルまたは50日間SMA（20,625ドル）から下落に転じた場合、BTCは再び18,626ドルから17,622ドルのサポートゾーンに下落するだろう。

　　ETH/USDT

　　イーサ(ETH)は過去数日間、下降チャネルパターンで下落を続けている。短期的には、1,250ドルと1,410ドルの間で推移しており、下値では需要があるものの、レジスタンス付近では売りが出ていることを示している。

　　ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

　　レンジ内の値動きは通常ランダムでボラティリティが高い。従って、どちらの方向に動くのかを確実に予測することは困難だ。

　　ETH価格が1,410ドルを突破した場合、強気派が供給を吸収したことを示唆することになる。これにより、ETH価格はチャネルのレジスタンスラインまで上昇する可能性がある。トレンド転換の可能性を示唆するためには、強気派はこの壁を乗り越えなければならない。

　　一方、ETH価格が下降に転じ1250ドルを割り込むと、弱気派はETHをチャネル下に引き込もうとするだろう。これが成功した場合、ETHは1,000ドルまで下落する恐れがある。

　　XRP/USDT

　　XRPは9月28日に20日間EMA（0.43ドル）から反発し、上昇時の売りから下落時の買いへとセンチメントが変化していることを示している。しかし、弱気派は0.52ドルから0.56ドルのゾーンで上昇を引き止めようとするだろう。

　　XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

　　買い手が諦めない場合、直上のゾーンを上抜ける可能性が高まる。0.56ドルを上抜けした場合、上昇トレンドの再開のシグナルとなるだろう。その後、XRPは 0.66 ドルまで上昇するだろう。

　　逆に、下落が続けば、0.41ドルまで下落する可能性がある。強気派はこのレベルを死守しようとする可能性が高い。このレベルから反発した場合、XRPは数日間、レンジ内での値動きに入るだろう。

　　翻訳・編集 コインテレグラフジャパンn

　　ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています