回復の勢いはどこまで？ 仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）

Rakesh Upadhyay  2022年10月18日 08:25  回復の勢いはどこまで？ 仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル） 

価格分析 BTC/USDT

　　ビットコインは10月17日に20日間指数平滑移動平均線（EMA、19,410ドル）を上抜け、強気派は50日間単純移動平均線（SMA、19,691ドル）と下降トレンドラインの間のゾーン上にまで回復を拡大させようとしている。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

　　これに成功すれば、BTC/USDTペアは20,500ドルの強固なレジスタンスまで上昇する可能性がある。このレベルは、9月14日以来、強固なハードルとして機能している。したがって、20,500ドルを上抜けることができれば、売り圧力が減少する可能性があるだろう。その後、大きな抵抗がないことから、BTCは22,800ドルまで急伸する可能性がある。

　　下降トレンドラインから下落に転じ、18,843ドル以下に急落した場合、このポジティブな見方は短期的に無効となるだろう。このような動きは、弱気派が引き続き高値で売却していることを意味する。その場合、BTCは18,125ドルと17,622ドルの間にある強力なサポートゾーンまで下落する恐れがある。

ETH/USDT

　　イーサ（ETH）の回復がトライアングルのブレイクダウンレベルにまで到達した。20日間EMA（1,323ドル）はこのレベルに近いため、弱気派はこのレベルを強力に抵抗することが予想される。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

　　現在のレベルから下降に転じ、1,263ドルを割り込んだ場合、ETH/USDTペアは、1,190ドルの10月13日の日中安値を再び試す展開になる可能性がある。この水準を下回ると、ETHは下降チャネルのサポートラインに引き寄せられる可能性がある。

　　逆に、強気派が20日間EMAのレジスタンスラインを上抜ければ、チャネルの下降トレンドラインまで上昇する可能性がある。これは、強気派がトレンド転換の可能性を示唆する場合、乗り越えなければならない重要な障害となるだろう。

XRP/USDT

　　ここ数日の値動きで、XRPは大きな対称型トライアングルを形成している。強気派は10月14日にトライアングルのレジスタンスラインに向かって価格を押し上げようとしたが、ローソク足の長いヒゲはより高値では積極的な売りを示している。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

　　価格が20日間EMA（0.47ドル）を下回った場合、XRP/USDTペアはトライアングルのサポートラインまで下落する恐れがある。このレベルは買い手を引き付ける可能性があり、このレベルからの強い反発は、XRPがトライアングル内で取引を継続する可能性を示唆することになる。一方、サポートラインを割り込めば、XRPは0.41ドルまで沈む可能性がある。

　　トライアングル内の取引は通常、不規則で不安定なものだ。トライアングルは通常、継続パターンとして機能するが、大きな賭けをする前に価格がトライアングルを上にブレイクするのを待った方が良いだろう。