日本語
Download

イーサリアム 「シャンハイ」アップグレードに向けたテストネットを開始:これからどうなるか?

 イーサリアム 「シャンハイ」アップグレードに向けたテストネットを開始:これからどうなるか? WikiBit 2022-10-19 04:10

ステーキングされたETHの出金やガス料金の引き下げは、イーサリアムネットワークの次の重要な改善である「シャンハイ」アップグレードで期待されている展開の一部だ。

  ニュース

  ステーキングされたETHの出金やガス料金の引き下げは、イーサリアムネットワークの次の重要な改善である「シャンハイ」アップグレードで期待されている展開の一部だ。「シャンドン」と呼ばれるテストネットバージョンは現在稼働中だ。 このプロセスは2023年9月まで続くと予想されている。

  これは、9月にメインネットとビーコンチェーンが統合され、イーサリアムのコンセンサスがPoS(プルーフ・オブ・ステーク)に移行して以来、初めてのメジャーアップデートとなる。

  さらに、今度のアップグレードでは、ネットワークのスマートコントラクトを動かす技術であるイーサリアム仮想マシン(EVM)に本質的な変更が導入される。EIP-3540(EVMオブジェクト形式)は、コーディングとデータを分離するため、コミュニティが最も期待しているアップデートの一つで、オンチェーンバリデーターにとって有益となる可能性がある。Axelarのコンテンツリードであるガレン・ムーア氏は、この提案についてコインテレグラフに次のように語っている。

  「私の観点では、EIP 3540はシャンハイで提案された最も重要なアップグレードだ。これは、イーサリアムのエコシステム内の相互運用性に向けた次なる一歩だ。現在、イーサリアムのレイヤー2ネットワークでは、煩雑なコード検証プロセスを使用している。EIP 3540はコードとデータを分離し、そのプロセスをより効率的にする。特に、Polygon Edge上に構築されたdAppchainであるPolygon Supernetsの成長するエコシステムにとって良いニュースだ」

  また、期待される提案としてEIP-4895があり、ビーコン・チェーン経由でステーキングしたETHと獲得した報酬の出金が可能になる。ネットワークの安定性を確保するため、現在は、ステーキングされているETHを持つバリデーターは、直接資金を引き出すことができない状況だ。

  検討中の提案のうち、このアップグレードでは、レイヤー2プロトコルの変更、ブロックサイズの均一化によるガス料金の削減、ネットワークにおけるコールデータの効率化も導入される予定だ。また、ムーア氏は次のように指摘する。

  「特化型チェーンがPolygonのようなレイヤー2上に構築でき、ベースチェーンのイーサリアムとの通信コストを削減できれば、エコシステム内のあらゆるユーザーのガス料金を削減できる。需要を広げる形で水平方向にスケールすることがより効率的になるためだ」

  マージ(Merge)は5段階のプロセスの最初のステップである。マージの重要な変更点は、消費電力の大幅な削減で、イーサリアムのエネルギー使用量を99%削減することができる。

  さらに、ブロックチェーンのデータ保存・アクセス能力のスケーラビリティを高める重要なステップであるサージ(Surge)、それに続くバージ(Verge)、パージ(Purge)、スプラージ(Splurge)が予定されている。イーサリアムの継続的な開発における最後の3つのステップは、今後数年の間に行われる予定だ。


免責事項:

このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。

  • 暗号通貨トークン価格変換
  • 交換レート
  • 外貨両替計算
/
現在のレート
両替できる金額

0.00