10月31日〜11月6日のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比25,092円(0.82%)高の3,076,074円と6週続伸。対ドルでは7週ぶりに21,000ドル台中盤(≒316万円)を一時的に回復した。
Cointelegraph Japan 2022年11月07日 16:55 雇用統計サプライズでBTC反発 アルト物色も後押し
マーケット
著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
10月31日〜11月6日のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比25,092円(0.82%)高の3,076,074円と6週続伸。対ドルでは7週ぶりに21,000ドル台中盤(≒316万円)を一時的に回復した。
予想以上にハト派的だったパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見を受けた米国債利回りの上昇に上値を圧迫されたBTC相場だったが、300万円周辺で下げ渋ると10月の米非製造業購買担当者景気指数(PMI)の低下を切っ掛けに底堅い推移に転じた。
米連邦公開市場委員会(FOMC)翌日には、米証券取引委員会(SEC)との裁判で被告側であるリップル社のガーリングハウスCEOが、同社を支持する法定助言書が通算12通に達したとツイッターで明かしたことが好感され、XRP相場が急伸。BTCもこれに連れ高となり反発すると、10月の米雇用統計で失業率が3.5%から3.7%に悪化したことや、平均時給の上昇率が前月比で鈍化したことでリスクオンムードが広がり、310万円を回復した。
週末のBTC相場は310万円中盤から前半で小動きとなったが、シカゴマーカンタイル取引所(CME)のBTC先物の取引が再開されると、利益確定の売りが入ったか一時的に上値を重くしている。
第1図:BTC対円チャート 1時間足 出所:bitbank.ccより作成続きはこちら
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