シルバーゲート、ブロックファイへのエクスポージャは最小限であると発表 ｜ ネット上のFUDに反論

　　Martin Young 2022年11月29日 15:30 シルバーゲート、ブロックファイへのエクスポージャは最小限であると発表 ｜ ネット上のFUDに反論

　　ニュース

　　機関投資家向け仮想通貨サービスプロバイダーのシルバーゲート・キャピタルは、経営難に陥っている仮想通貨レンディング企業ブロックファイ（BlockFi）へのエクスポージャを最小限に抑えているとしている。

　　11月28日、シルバーゲートはブロックファイとの預金関係についてコメントし、「すべてのデジタル資産顧客の預金総額は2000万ドル以下に限定」していると発表した。

　　またブロックファイはシルバーゲートのビットコイン担保のレバレッジローンのカストディアンではなく、同社はブロックファイに投資していないことを付け加えた。

　　投資家の動揺を鎮めるために、シルバーゲートのアラン・レーンCEOは「デジタル資産産業が変容し続ける中、シルバーゲートのプラットフォームはストレスとボラティリティを管理するために専用に作られたことを改めて強調したい」と述べている。

　　シルバーゲートは、その発表の中でFUD（恐怖・不確実性・疑念）の問題にも触れ、「シルバーゲートが虚偽と誤解を招く表現の対象になっている」と懸念を表明した。

　　たとえば11月29日、テクニカルアナリストでスイス人投資家のウォルター・ブルームバーグ氏は、ツイッターで「シルバーゲート・キャピタルがブロックファイに資金を貸したと言われている」と書いたが、具体的な根拠を示していなかった。

　　また、この1週間でいくつかのFUDがツイートされたが、そのほとんどは具体性に欠けるものだった。

　　11月28日、ブロックファイがFTX破綻の最新の被害者となり、連邦破産法11条の適用を申請している。申請書には、同社が10万人以上の債権者、10億ドルから100億ドルの間の資産、および同様の負債を有すると記載されている。

　　今月初め、WSJはシルバーゲートがFTX破綻の影響に対処するために戦っているとする記事を掲載していた。

　　11月23日、EOSを手掛けるBlock.oneのブレンダン・ブルマーCEOがシルバーゲートキャピタルの株式を購入したことがわかっている。