仮想通貨トレーディング企業Auros Globalは、2400ラップドイーサ(wETH)の分散型金融(DeFi)ローンの元本返済を逃した。同社もFTX破綻の影響を受けているようだ。
Tom Blackstone 2022年12月01日 16:02 仮想通貨トレーディング企業Auros FTX破綻の影響でDeFiローン支払に遅延
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仮想通貨トレーディング企業Auros Globalは、2400ラップドイーサ(wETH)の分散型金融(DeFi)ローンの元本返済を逃した。同社もFTX破綻の影響を受けているようだ。
Maple Financeの流動性プールを管理する信用引受会社M11 Creditは、11月30日のツイッタースレッドで、Aurosが総額約300万ドル相当の2400WETHローンの元本支払いを逃したとフォロワーに伝えた。
M11 Creditは「特に先月の出来事の後、常に借り手と密接なコミュニケーションをとっている」としており、Aurosが「FTXの債務超過の結果、短期的な流動性の問題を経験している」という。
アルゴリズム取引とマーケットメイキングを行うAurosはまだM11 Creditの声明に対応していないが、このスレッドはMaple Financeによってリツイートされている。
またM11 Creditは、支払い遅延がローンのデフォルトを意味するものではないことを強調している。その代わり、支払いの遅延は「スマートコントラクトに従った5日間の猶予期間」のトリガーとなるという。
これは、Aurosが12月5日までに支払が遅れれば、債務不履行と見なされることを意味している。
Maple Financeの公式Youtube動画によると、債務不履行が発生した場合、借り手の担保が清算され、もしくはプラットフォーム上のメープルトークンとUSDCが貸し手への不足分をカバーするために使用される可能性があるとのことだ。また、ニューヨークの裁判所を通じて強制執行が行われる可能性もあるという。
M11 Creditは「貸し手にさらなる情報を提供する共同声明を出すために、Aurosと協力している」と主張している。
コインテレグラフは、M11 CreditとAurosの両社にコメントを求めたが、回答は得られなかった。
仮想通貨取引所FTXは11月11日、流動性危機に見舞われ、破産を申請することを発表した。その結果、他の多くの企業にこの影響が伝染していった。直近では融資企業BlockFiが11月28日に破産申請を行った。
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