Mt.Goxのトップ債権者、早期弁済オプションを選択＝報道

　　Ezra Reguerra

　　2023年02月17日 16:00

　　Mt.Goxのトップ債権者、早期弁済オプションを選択＝報道

　　2014年に破綻した仮想通貨取引所マウントゴックス（Mt.Gox）のトップ債権者は、ビットコイン（BTC）での早期弁済を選択し、高額の支払いを長く待つことを断念した。

　　ブルームバーグによれば、Mt.Goxの最大の債権者であるMt.Goxインベストメントファンドは、すべての法的プロセスが解決されるのを待つよりも、額面は少ないが早期弁済を選択することを決めたという。これは、債権者が資金を取り戻すまでにさらに9年間待つ可能性がある代わりに、今年の9月までに支払われることを意味するという。

　　ブルームバーグによると、早期支払いを選択することは、債権者が支払額の90％のみを取ることを意味し、債権者もBTCで支払われることを選択したので、破産管財人は支払いのための法定通貨を取得するためにトークンを売却する必要はない。これはトークン売却によるBTC市場への懸念が後退することにもなる。

　　Mt.Goxのほかの債権者も、3月10日までに9月の繰り上げ返済を受けるか否かを決めなければならない。

　　1月6日、Mt.Gox管財人は、定められた期限までに必要な手続きを完了するよう債権者に促し、それができない債権者は資金を受け取れないか、日本の本社に書類を持参して日本円で支払いを受けなければならないとしている。