13日〜19日のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比394,550円(13.74%)高の3,265,774円と大幅反発し、およそ半年ぶりの高値を試す展開を繰り広げた。
Cointelegraph Japan
2023年02月20日 16:30
ブレイクアウト目前のBTC 続伸には材料不足か?【仮想通貨相場】
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
13日〜19日のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比394,550円(13.74%)高の3,265,774円と大幅反発し、およそ半年ぶりの高値を試す展開を繰り広げた。
ドル建てで200週移動平均線の走る節目の25,000ドルや、昨年8月高値の25,200ドルが密集するエリア(≒336万円〜338.7万円)の上抜けを試した先週16日のBTCは、1月の米生産者物価指数(PPI)と新規失業保険申請件数が市場予想を上回ったことで、米長期金利の上昇に上値を圧迫され反落。さらに、バイナンスの米国法人が2021年にCZが経営するとされるトレーディングファームに537億円もの巨額の資金を送金していたとロイターが報じたことで、相場は下げ足を速めた。
一方、バイナンスUSが「顧客資産をトレードすることも貸し出すこともない」と火消しツイートをすると、金曜日のBTCは一目均衡表基準線(23,311ドル≒312.6万円)付近で下げ止まった。半年ぶりの高値水準からの上抜けを目前にBTCはその後も買い支えられると、リッチモンド地区連銀のバーキン総裁が25ベーシスポイント(bp)利上げを支持し、相場は反発。週末も25,000ドル水準で底堅く推移するも、8月高値が相場のレジスタンスとなり、足元ではやや上値を重くし始めている。
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