昨日のBTC相場はもみ合い推移。
Cointelegraph Japan
2023年03月07日 10:35
ビットコイン、今晩のパウエル議長証言でリスクオフ?
著者 松田康生(まつだやすお)楽天ウォレットシニアアナリスト
東京大学経済学部で国際通貨体制を専攻。三菱UFJ銀行・ドイツ銀行グループで為替・債券のセールス・トレーディング業務に従事。2018年より暗号資産交換業者で暗号資産市場の分析・予想に従事、2021年のピーク800万円、年末500万円と予想、ほぼ的中させる。2022年1月より現職。
ポイント
・22,000ドル半ばで小動き
・イベントウィークを前に様子見姿勢強まる
・シルバーゲートの代替手段模索する動きも
・今晩の議長証言が無難な内容でも若干リスクオフ方向に振れる可能性
昨日のBTC相場
昨日のBTC相場はもみ合い推移。
本日から始まるイベントを前に22,000ドル(約300万円)台半ばでの動意の薄い取引に終始した。
暗号資産業界にドル決済を提供していたシルバーゲート株の暴落を受け、BTCは金曜日に23,000ドルを割り込むと、週末を通して3度にわたり22,000ドルをトライするも跳ね返されると、22,000ドル台半ばでの推移が続いた。
CME先物開始時に若干窓を開けて始まると、窓埋め方向にやや値を下げたが、その後は様子見姿勢が強まり、再び22,000ドル台半ばでの小動きが続いた。
米株が堅調に始まるとBTCも若干値を上げたが、このところ低下気味だった米長期金利の上昇を嫌気してか米株が失速すると、BTCも上値を抑えられ、22,000ドル台半ばでの動意のない展開が続いている。
シルバーゲートを巡る信用不安は続いているが、米大手交換所クラーケンは自前の銀行設立に動き、英国で暗号資産業界に欧州通貨決済サービスを提供しているBCBは第2四半期中にドル決済を追加する意向を示した。また名指しを避けたがホワイトハウスの報道官もシルバーゲートの状況を注意深く見守ると言及するなど、予断は許さないが影響は限定的との認識が広がりつつある様だ。
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