今後の方向性は？　仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）

　　

　　BTC/USDT

　　ビットコインは22,800ドルを上抜けることに苦戦している。弱気派がこのレベルをレジスタンスに反転させようとしているためだ。移動平均線は弱気のクロスオーバーを完了しようとしており、相対力指数（RSI）はマイナスゾーンにあるため、弱気派に有利なシグナルを発している。

　　現在のレベルから下落に転じた場合、BTC/USDTペアは、21,480ドルの重要なサポートまで下落する可能性がある。このレベルでは、強気派と弱気派の間で厳しい戦いが繰り広げられる。弱気派が優勢になった場合、心理的に重要なレベルである20,000ドルまで下落幅を拡大する可能性がある。

　　一方、価格が21,480ドルから反発した場合、強気派は22,800ドルのオーバーヘッドのハードルを上抜けようとする。成功すれば、25,250ドルに向けて上昇を開始する可能性がある。

　　ETH/USDT

　　イーサは、3日の急落後、狭いレンジで取引されている。これは、買い手と売り手の力が拮抗していることを示している。

　　弱気派が価格を1,544ドル以下に沈めた場合、ETH/USDTペアは1,461ドルのサポートに向かって下落する可能性がある。このレベルは、再び強力なサポートとして機能する可能性が高い。このレベルから反発した場合、もうしばらく1,461ドルと1,743ドルの間に留まる可能性がある。

　　上昇局面かどうかは、強気派が移動平均線の上に価格を押し上げ、維持することで確認できる。その後、同ペアは1,680ドルから1,743ドルのレジスタンスゾーンを上抜けしようとする可能性がある。そうなれば、同ペアは2,000ドルを目指すことになるだろう。

　　XRP/USDT

　　XRPが3月3日に0.36ドルのサポートから反発した際、20日EMA（0.38ドル）付近で強い売りにあった。これは、センチメントがネガティブで、トレーダーが上昇時に売っていることを示している。

　　価格が0.36ドルを割り込むと、XRP/USDTペアは下降チャネルパターンのサポートラインに到達する可能性がある。買い手は、ペアをチャネル内に保つためにこの押し目を買うかもしれないが、0.36ドルのレジスタンスを克服するのは難しいだろう。

　　強さの最初の兆候は、チャネルのレジスタンスラインを上抜けして終値がつくことだ。この場合、さらに買いが入り、0.43ドルへの上昇を試みる可能性があるが、弱気派の厳しい抵抗に遭遇する可能性がある。