米シリコンバレーバンクの破綻の余波は、ブロックチェーンや暗号資産分野の投資ファンドやベンチャーキャピタル(VC)にも訪れているようだ。
Zhiyuan Sun
2023年03月12日 16:48
仮想通貨ファンド業界 シリコンバレーバンクに50億ドル以上の資金おく
米シリコンバレーバンクの破綻の余波は、ブロックチェーンや暗号資産分野の投資ファンドやベンチャーキャピタル(VC)にも訪れているようだ。
投資調査会社Castle Hallが米証券取引委員会からのデータをもとに作成した資料によると、仮想通貨関連ファンドがシリコンバレーバンクに預けている金額は60億ドル(約8000億円)以上に上る。例えばアンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)が28億5000万ドル、パラダイムが17億2000万ドル、パンテラキャピタルが5億6000万ドルを同行に預けている。
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もともとツイッターやフェイスブック等への投資等で名高かったアンドリーセン・ホロウィッツは現在ウェブ3.0分野に大きく投資しており、その投資ポートフォリオにはアクシー・インフィニティ運営会社のSky Mavis、ボアードエイプを手掛けるYuga Labs等が含まれる。暗号資産特化型ファンドのパラダイムはCompound、Cosmos、Uniswapなどに投資。パンテラキャピタルも1inch、Ankr、Zcashなどに投資している。
ある国内取引所関係者はコインテレグラフジャパンに対し「シリコンバレーバンクに資金をおいているファンドのリストが出回っている。これを見ると、トップクラスのクリプトファンドを含む多くのVCとトークン投資ファンドが影響を受けているようだ。これらファンドが手持ちのトークンを売りにでる可能性はある」と語った。
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