ワールドコインは14日、「ワールドID」のソフトウェア開発キット(SDK)のウェイティングリストを開始した。さらに発表によると、エンドユーザーがすぐに「ワールドID」を取得できるようになったという。
Tom Blackstone
2023年03月16日 08:50
OpenAI共同創業者の「ワールドID」プロジェクトが始動、SDKのウェイティングリストも開始
ワールドコインは14日、「ワールドID」のソフトウェア開発キット(SDK)のウェイティングリストを開始した。さらに発表によると、エンドユーザーがすぐに「ワールドID」を取得できるようになったという。
ワールドコインは、対話型人工知能のChatGPTを開発したOpenAIの共同設立者でもあるサム・アルトマン氏によって設立された。
発表によると、ワールドIDは各ユーザーが自分の携帯電話に保存できる「グローバルデジタルパスポート」であるという。このIDによって、ユーザーはログインするウェブサイトに電話番号やその他の識別情報を提供することなく、自分がボットではないことを証明できる。
IDは、ゼロ知識証明を使ってユーザーの個人識別データを見えなくする暗号化された「人称証明」に添付される。検証に使用した個人情報を明らかにすることなく、ユーザーの身元を確認することができる技術だ。
ワールドIDに関しては電話認証で「ほとんどの国で、ユーザーと開発者が今日から利用できる」としており、虹彩認証については「アルゼンチン、チリ、インド、ケニア、ポルトガル、スペイン、およびブロックチェーンとIDのカンファレンスでのデモを通じて(中略)利用できる」と同社は説明する。
さらに、ワールドコインは、同プロトコルのソフトウェア開発キット(SDK)のウェイティングリストを開始した。SDKが利用可能になれば、開発者はワールドIDシステムと統合して、アプリからボットを選別することができるようになる。
ワールドコインの広報担当者はコインテレグラフに対し、同社は自社のプロトコルが、従来のIDの取得が困難な地域でも、世界中の何百万人もの人々にIDを提供するのに役立つことを期待していると述べた。
“人工知能はあらゆる業界に新たな機会をもたらしており、ワールドIDはインターネットにグローバルな人物証明をもたらすことを目的としている。”
広報担当者によると、世界人口の50%以上が検証可能な法的身分証明書を保有しておらず、ワールドコインはプライバシーを優先した分散型の手段でこれに対処しようとしていると説明した。
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