3/27には世界取引高1位を誇る海外暗号資産取引所のバイナンスがCFTC(米商品先物取引委員会)から提訴され、BTC/JPYは一時335.7万円まで下落する場面があった。
著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
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・バイナンス関連のファンダメンタルズについて
BTC/JPY 日足Bidチャート
上図は、2023年の3月から現在までのBTC/JPYの日足Bidチャートである。
3/10に破綻したシリコンバレーバンクにはUSDCを発行するCircle社の準備金33億ドルが預金されており、破綻を受けて信用不安からUSDCの価格は一時0.9ドルを割り込み、BTC(ビットコイン)を含む他の暗号資産の価格も同様に下落した。
しかし3/12にCircle社が潤沢な財務状況と準備金の出金できる可能性について声明を出すと、3/13にはUSDCの価格は下落前の水準に戻った。
複数の大手銀行がシリコンバレーバンク買収に動いていることが報道されたが、クレディスイスの経営不安が報道され、伝統的な金融が抱えるリスクへの不安が高まり、伝統的な金融とは無縁と思われる暗号資産が注目されるようになった。
その結果として3/10以降BTC価格は上昇し、3/19には約370万円まで達したが、それ以降360万円付近でのレンジ相場の展開が続いていた。
3/27には世界取引高1位を誇る海外暗号資産取引所のバイナンスがCFTC(米商品先物取引委員会)から提訴され、BTC/JPYは一時335.7万円まで下落する場面があった。
訴状の内容を簡単にまとめると以下のようになる。
・デリバティブのライセンスを申請せずに、米国の顧客にデリバティブ取引サービスを提供したこと
・KYC(本人確認)の手続き無しに2BTCまで引き出せたことがあり、それが意図的であったこと
・バイナンス自身でアカウントを多数持ち、マーケットメイクを行い、さらには取引高を偽装していたこと
これに対し、バイナンスのCEOのChangpeng Zhao(CZ)氏は以下の声明を発表し、火消しに躍起のようである。
・KYCを義務化しており、VPNユーザーもBANしていること
・バイナンス自身のアカウントは流動性の提供に使用するほか、費用をカバーするために取引することはあるが、市場操作や利益を出すための取引は行っていない
などと主張した。(3/28 BinanceホームページBlog)
FTXが破産し暗号資産が暴落したことは記憶に新しいが、バイナンスが業務停止などの処分を受けることになれば、FTX以上の衝撃があり、暗号資産全体の価格にも多大な影響があるだろう。
現にCFTCの提訴後、バイナンスから3,400BTC以上がとうしかにより引き出されたというニュースもある。(3/29 コインテレグラフ)
現状は提訴されたのみであり、最終的には和解金の支払いで事態の収拾がされる可能性は高いが、クレジットリスクに敏感な状況でこのようなネガティブニュースはBTCの価格に一抹の不安を投げかけている。
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