テスラのCEOであるイーロン・マスク氏とアップルの共同創業者であるスティーブ・ウォズニアック氏は、2,600人以上のテック業界のリーダーや研究者の署名がある公開書簡に署名した。この公開書簡は、多くの支持を得ている一方で、技術コミュニティを二分している。
Prashant Jha
2023年04月01日 01:34
コインベースのアームストロングCEO、イーロン・マスクらのAI開発中止論に反対表明!
テスラのCEOであるイーロン・マスク氏とアップルの共同創業者であるスティーブ・ウォズニアック氏は、2,600人以上のテック業界のリーダーや研究者の署名がある公開書簡に署名した。この公開書簡は、人間と同等の知能を持つAIが社会や人類に深刻な危険をもたらす可能性があるという懸念を表明しており、AI企業がGPT-4よりも強力なAIシステムの開発を少なくとも6か月間中止するよう呼びかけた。GPT-4は、OpenAIが作成した多様な言語モデルであり、GPTシリーズの第4弾だ。
この公開書簡は、多くの支持を得ている一方で、技術コミュニティを二分している。コインベースのCEOであるブライアン・アームストロング氏は、公開書簡に反対するテックリーダーの1人だ。
アームストロング氏はツイートで、「委員会や官僚主義は何も解決しない」と述べる。この問題を決定する「専門家」は存在せず、テック業界全員が公開書簡に同意しているわけではないと付け加えた。
アームストロング氏は、どんな新しい技術にも一定の危険があるとも主張し、必要なのは前進し続けることであると指摘する。また、意思決定の中心集権化は良い結果をもたらさないとも付け加えた。
「恐怖によって進歩を止めないで欲しい。また特定の中央集権的な権威に支配されることに警戒してほしい」とアームストロング氏はツイートしている。
LAタイムズのコラムニストであるブライアン・マーチャント氏は、マスク氏が主導する署名活動を「終末論的なAIを巡るバカ騒ぎ」と呼び、述べられた懸念の多くがロボットが仕事を奪う恐怖に関するものだと付け加えた。
一方、Mastercardの元Web3エグゼクティブであるサトヴィック・セシ氏は、この公開書簡を「AIのための核不拡散条約のようなものである」と表現し、リストに署名した多くの人々がAI分野に深い個人的な利害関係を持っており、「自分たちの競合相手を遅らせて自分たちが先を行くためのものだ」と指摘した。
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