イーサリアムアーカイブノードサービスがサービス終了を発表　他の代替手段登場で目的達成

　　Martin Young

　　2023年04月04日 13:09

　　イーサリアムアーカイブノードサービスがサービス終了を発表 他の代替手段登場で目的達成

　　イーサリアムメインネットアーカイブノードサービス「ArchiveNode.io」は、プロジェクトが成功したとして、サービスを終了すると発表した。

　　ArchiveNode.ioは、2023年4月4日に、開発者、学生、研究者向けに3年以上無料でイーサリアムメインネットアーカイブノードサービスを提供してきたが、「サンセット（終了）」すると発表した。

　　イーサリアムアーカイブノードは、すべてのヒストリカルなアーカイブを構築するように設定されたイーサリアムクライアントのインスタンスだ。このタイプのノードは、フルノードではアクセスできないヒストリカルなブロックチェーンデータを照会するための便利なツールだった。

　　また、アーカイブノードはブロック検証に参加する必要がないため、理論的にはゼロから構築できるが、より大きなストレージ容量が必要となる。

　　この発表は、「DeFi Dude」というプロジェクトの立ち上げ者によって行われ、「プロジェクトは成功した」と述べられている。そして、彼は次のように付け加えた。

　　「当サービスはもはや必要とされず、現在は私たちが始めた当初には存在しなかった他の代替手段が存在している。」

　　彼はまた、プロジェクトが始まった時には誰もアーカイブノードを実行していなかったと説明した。アーカイブデータにアクセスするためには、イーサリアムインフラプロバイダーのInfuraに月額250ドルを支払うしかなかった。

　　プロジェクトの目標は、「クールなものを作りたいが、自分のアーカイブノードを実行するための時間、お金、リソースがない開発者、学生、研究者にアーカイブデータを提供すること」であった。

　　彼はまた、プロジェクトは「お金を稼ぐことや利益を上げること」を目的としていなかったと付け加えている。

　　彼は、現在アーカイブデータにアクセスできるリモートプロシージャコール（RPC）プロバイダ市場が充実しており、プロジェクトが時代遅れになっているとした。