テザー(USDT)は、米ドル建てステーブルコイン業界の混乱から利益を得ており、2023年第1四半期には他のステーブルコインの混乱をよそに時価総額を大幅に拡大している。
テザー(USDT)は、米ドル建てステーブルコイン業界の混乱から利益を得ており、2023年第1四半期には他のステーブルコインの混乱をよそに時価総額を大幅に拡大している。
テザーの時価総額は800億ドルに
4月6日、USDTの時価総額は2022年5月以来初めて800億ドルを超えた。2023年だけで150億ドルの増加があった。
一方、主要な競合相手であるUSDコイン(USDC)とバイナンスUSD(BUSD)の時価総額は、それぞれ約120億ドルと94億ドルの減少となった。
米規制環境が追い風か
仮想通貨トレーダーは、USDコインとバイナンスUSDに関する懸念が高まる中、テザーを選択した。
特に、USDCの時価総額は、今や破綻したシリコンバレー銀行に対する33億ドルの預金と、シルバーゲート銀行との関係が原因で減少した。一方、BUSDは、ニューヨークの規制当局がパクソスにBUSD発行停止を命じたことで痛手を受けた。
USDCは、連邦預金保険公社(FDIC)が破綻した銀行の預金者に全額支払うことを保証したことで、危機を乗り越えた。その結果、USDCは3月中旬の銀行危機のピーク時に失われたドルペッグを回復した。
しかし、米国での仮想通貨規制の強化を受け、投資家は米国の仮想通貨企業から距離を置くようになっている。規制強化の1つの例はパクソスであり、証券取引委員会(SEC)がBUSDを未登録の証券として考えている。。
一方、テザーは米国外の企業であり、破綻した米国の銀行とは関係がないとしている。また同社は、準備資産に関する検証や適切な監査が欠けていることについて長年批判や検証を受けてきたが、トレーダーの間ではそのような問題が次第に懸念事項とならなくなってきている。
USDT供給量が取引所で減少
興味深いことに、USDTの循環供給量の増加は、取引所での供給量の減少と同時に起こっている。
Glassnodeによると、テザーの取引所での残高は、今年初めから28%減少し、1288億USDTとなっている。また取引所でのステーブルコイン残高の合計は、年初から41%減少し、2231億ドルとなっている。
ステーブルコインの取引所での減少は、仮想通貨市場の反発と一致しており、トレーダーがステーブルコインをビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を購入するために使っていることを示唆するものだろう。
この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。投資や取引のにはリスクが伴い、決定を下す際には読者自身で調査を行ってください。.
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