3日〜9日のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比24,307円(0.65%)安の3,744,053円と終値ベースでほぼ横ばい。前週からレンジを切り上げた格好だが、ブレイクアウトには失敗した。
著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
3日〜9日のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比24,307円(0.65%)安の3,744,053円と終値ベースでほぼ横ばい。前週からレンジを切り上げた格好だが、ブレイクアウトには失敗した。
JOLTs求人件数の低下や、ADP雇用レポートでの月間民間部門雇用者数増加が市場予想を下回った他、米供給管理協会(ISM)の製造業とサービス業動向レポートが景気減速を示し、先週木曜まで米国債利回りは低下しBTC相場を支えた一方、景気後退への懸念から米株の軟化が相場の上値を抑え、BTC相場は綱引き状態となり、370万円周辺での揉み合いに終始した。
注目された金曜の雇用統計では、雇用者数変化や前年比の平均時給が市場予想を下回った一方、失業率が市場予想に反して改善。これにより金利は上昇した一方、景気への懸念も和らぎ米株先物は反発し、木曜までのBTC相場の下支え要因と上値圧迫要因が逆転する格好となり、週末の相場も370万円を巡る攻防が続いた。
一方、イーサリアムの上海アップグレード(12日夜〜13日朝)や3月の米消費者物価指数(CPI)(12日午後9時30分)と重要イベントが迫るなか、今朝方のBTC相場は小幅に上昇し、370万円台後半まで戻した。
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