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アクシーインフィニティ運営発行のRONトークンが年初から5倍以上に、DPoSへの移行等が材料

 アクシーインフィニティ運営発行のRONトークンが年初から5倍以上に、DPoSへの移行等が材料 WikiBit 2023-04-12 02:58

RONトークンが今年にはいって5倍にもなっている。その理由とは?

  

  RONトークンが今年にはいって5倍にもなっている。ローニンネットワーク(RON)はイーサリアム(ETH)のレイヤー2ブロックチェーンでゲーム分野に特化している。

  Delegated Proof-of-Stake(DPoS)という合意形成メカニズムへの移行や、アクシーインフィニティ(Axie Infinity)以外にもゲーム・ポートフォリオを拡大する計画が背景にある。

  ローニンは4月12日に現行のプルーフオブオーソリティ(PoA)からDPoS合意形成メカニズムに切り替える予定だ。以前のメカニズムでは、ネットワーク上のトランザクションの検証を行う参加者が6~9人いたが、これによりネットワークが集中化のリスクにさらされることになっていた。これが2022年3月29日のローニンネットワーク6500万ドルのハッキング事件の主な原因となっていた。新しいDPoS合意形成メカニズムでは、RONのステーキング参加者がネットワークの手数料を収益化したり、ネットワークを運営するバリデータに投票できる。

  また、アクシーインフィニティとローニンネットワークを運営するスカイメイニス社はゲーム・ポートフォリオの拡大にも動いている。

  先月30日には、トライブススタジオ、バリゲームズ、ディレクティブゲームズ、Bowled.ioなどの4つのゲームスタジオがローニンネットワークを利用してゲーム開発することが発表された。

  さらにImmutableやAvalancheサブネットなどの競合相手に対抗して、Web3ゲームの発売プラットフォームになることを目指している。

  また開発者たちをプラットフォームに引き付けるために開発者ポータルも立ち上げた。

  RONはさらなる上昇余地があるのか?

  2022年3月のハッキング事件後、RON価格は大きく下落し$2.10から$0.22へと約90%下落。その後RONは2022年の残りの期間を通じて$0.50未満で取引されていたが事件からほぼ1年後に急騰したかたちだ。

  一方リスクもある。RONは4月27日に予定されているトークンのアンロック(配布)により、総供給量の4.15%が運営元スカイメイビスとエコシステムファンドに配られる。これが売り圧につながる可能性はある。

  テクイカル分析的には、2023年2月のピーク時の約$1.01の抵抗線を上回っていることから、買い手に優位性がある。抵抗線がサポートに転換されると、買い手はおおよそ$2.10にある2022年の下値水準を目指す可能性が高い。

  分散型アプリ分析プラットフォームのDappRadarによると、アクシーインフィニティの利用者は最近増加している。2023年3月11日以降の30日間でユニークアクティブユーザー数が最も多いブロックチェーンゲームで11位にランクインしている。

  翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

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