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シリコンバレー銀行破綻と仮想通貨企業との関係は? 米大物議員がサークルなどに公開質問

 シリコンバレー銀行破綻と仮想通貨企業との関係は? 米大物議員がサークルなどに公開質問 WikiBit 2023-04-12 04:00

ステーブルコイン発行者を手掛けるサークル(Circle)と破産した仮想通貨レンディング企業ブロックファイ(BlockFi)は、破綻したシリコンバレー銀行(SVB)との「相互に利益をもたらす取引」が行われたとされる疑惑について、米議会の大物議員から公開質問を受けている。

  

  ステーブルコイン発行者を手掛けるサークル(Circle)と破産した仮想通貨レンディング企業ブロックファイ(BlockFi)は、破綻したシリコンバレー銀行(SVB)との「相互に利益をもたらす取引」が行われたとされる疑惑について、米議会の大物議員から公開質問を受けている。

  4月9日、エリザベス・ウォーレン上院議員とアレクサンドリア・オカシオ・コルテス下院議員(通称AOC)が、サークルやブロックファイ、また仮想通貨以外のテック企業などへの書簡が公開された。この書簡では、各企業とSVBとの関係に関する質問が行われている。

  ウォーレン議員とコルテス議員は、SVB破綻に関係しているかどうかを理解するため、SVBが大口の預金者に対する「特別な配慮」や「特別なサービス」が存在していたのかどうかを調査しているという。

  サークルのジェレミー・アレールCEOとブロックファイのザック・プリンスCEOは、SVBとの関係や預金された金額、両社間でどのような「合意」が行われたかについて質問されている。

  さらに両社は、SVBが低金利の住宅ローンやSVB主催の「スキー旅行、カンファレンス、豪華なディナー」などの特典を提供していたかどうかについても質問を受けている。

  「議会、銀行規制当局、および一般市民は、銀行がテック業界の企業および投資家に過度に依存していた理由について説明を受けるべきである」と、ウォーレン議員とコルテス議員は書いている。

  両議員は、テック企業のSVB預金者が連邦預金保険公社(FDIC)によって保証されていない「異常に高い割合の預金」を行っていたと指摘し、テック企業側にSVBとの関係がどのくらい深かったのかを質問している。

  「SVBがどのように失敗し、次の失敗をどのように防ぐかを理解するために、これらの要素に関する情報を得ることが重要だ」と議員サイドは付け加えている。

  SVBが破綻した直後、サークルはSVBから33億ドルもの資金が引き出せなくなったと発表し、これを受けてサークルのステーブルコインUSDCは1ドルのペッグが外れる事態となった。またブロックファイは銀行との間で2億2700万ドルの預金保険対象外の預金があることを明らかにした。

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