FTXの破綻によって被害を受けた被害者を代表する弁護士事務所は、NBAスーパースターのシャキール・オニール氏が訴状の受け取りを拒否していることに対し、「礼節と名誉」を示すよう求めている。
Ciaran Lyons
2023年04月17日 07:10
シャキール・オニール氏に訴状受領要請、FTX破綻被害者代理の弁護士団
FTXの破綻によって被害を受けた被害者を代表する弁護士事務所は、NBAスーパースターのシャキール・オニール氏が訴状の受け取りを拒否していることに対し、「礼節と名誉」を示すよう求めている。
モスコウィッツ法律事務所は4月14日、仮想通貨取引所FTXを同氏が支持していたことについて、FTX投資家を代表して同氏に訴状を手渡そうとしていることを明らかにした。
オニール氏がホストを勤めている米アトランタのTNTスタジオで「法的訴状を手渡そうとしたが、同氏の警備員は中に入ることを許可しない」という。
同事務所によると、オニール氏は「FTXセレブリティ」の中で唯一、訴状が未だ受け取られていない人物だ。FTX破綻に関連した著名人は他に、トム・ブレイディ、ステフィン・カリー、ラリー・デビッド。彼らはFTXへの支持で集団訴訟が提起された。
弁護士事務所は、オニール氏が3か月間彼らから「逃げ回っている」と述べ、訴状を代理人に渡すことを許可することで、礼節と名誉を示すべきだと主張している。
4月7日の裁判所の提出書類では、様々な場所でオニール氏に訴状を手渡そうとしたが、すべて失敗に終わったとされている。提出書類には以下のように記載されている。
「オニール氏は、この件で唯一まだ訴状を受け取っていない被告だ。原告は、彼に対して、または彼(または指定された代理人)に訴状を受け取らせるために、複数の州や国で何十回もの試みを行った。」
裁判所の提出書類によると、テキサス州のプロセスサーバー(裁判所の書状を自ら被告人へ持っていく人)であるショー氏は、オニール氏のテキサスの自宅で「最近8回目の試み」を行った後、脅迫的なメッセージを受け取ったという。
メッセージには、ショー氏の妻であるベス・ショー氏が言及され、「シャックはバハマに住んでいる。愚か者よ。ベス・ショーによろしく」と記載されていた。
これは、3月9日には、米国地区裁判所のケビン・ムーア判事が、オニール氏とテニス選手の大坂なおみ選手が訴状を受け取ったかどうか不明確であると指摘した後、訴訟から両者を除外することを検討しているとの報道された。
ムーア判事は、FTXの顧客に対して、両者が訴訟に含まれるべき理由を2023年12月までに示すように指示する命令を出した。
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