ビットコインマイニングのデータ提供を手掛けるハッシュレート・インデックスとルクソールによると、マイニングにかかるコストは、米国内では1BTC当たり最低でも17,000ドルとなっており、昨年の5,000〜10,000ドルという価格帯から高騰している。
Yashu Gola
2023年05月01日 08:26
米国で1BTCのマイニングコスト、2023年に5000ドルから17000ドルへ上昇
ビットコインマイニングのデータ提供を手掛けるハッシュレート・インデックスとルクソールによると、マイニングにかかるコストは、米国内では1BTC当たり最低でも17,000ドルとなっており、昨年の5,000〜10,000ドルという価格帯から高騰している。
電気料金の値上げでコスト増に
全米各州で電気料金が上昇したことが、ビットコインのマイニングコストの増加に影響している。2022年1月から2023年1月までの間に、米国各州の商業用電気料金は平均で10.71%上昇し、消費者物価指数の上昇率6.4%を上回っている。
ビットコイン価格が2022年、48,000ドルから15,000ドル以下にまで下がったこともあり、運用コストの増加とリターンが低下したため、マイニング業者の損失が拡大した。しかし、今年の第1四半期にビットコイン価格が30,000ドルに回復し、マイナーのハッシュ価格が31%上昇したことで、状況が変わってきている。
ハッシュレート・インデックスは、「新年早々暗い雰囲気が漂う中、第1四半期に米ドルベースでハッシュ価格が最も低かった日は1月1日だった」と述べ、次のように付け加えた。
「70%の上昇でビットコインの価格は四半期を通して復活し、それに伴いハッシュ価格も上昇した」
マイニング費用が最も安い州は?
米国内でビットコインの採掘が最も安く、最も利益が出る州は、ニューメキシコ州で、1BTCあたりのコストは16,850ドルだった。一方、最も高い州はハワイ州で、約114,590ドルだった。
南部と中西部の米国各州は、電気料金の面で採掘業者にとって最も魅力的のようだ。
最近では、アーカンソー州、モンタナ州、ミズーリ州、ミシシッピ州など、いくつかの米国各州が、仮想通貨のマイニング業者を過度な税金と規制から守るために具体的な措置を取っている。一方、テキサス州は、仮想通貨マイニング企業に対する制約を強化するために、公益事業および税制を改正している。
エネルギーのデフレがマイナーの利益を押し上げる
研究者らは、米国エネルギー情報局(EIA)のエネルギー価格のデフレ予測に基づいて、ビットコイン採掘の利益率がさらに拡大すると予測している。
例えばEIAは、再生可能エネルギーからの追加発電と安い天然ガス価格を理由に、第2四半期の電力需要が1%減少すると予想している。さらに、2022年の平均6.45ドルから、2023年には天然ガス価格が3ドル以下になると予想している。
マイニング企業の株価に脚光
運用コストの低下は、資金繰りに苦しむビットコインマイニング企業が2023年に生き残る助けとなる可能性がある。例えば、すでに破産しているビットコインマイニング企業であるコア・サイエンティフィックの株価は、今年の初めから450%以上上昇している。
同様に、HIクリプトマイニング・ストック・インデックスも、今年100%以上上昇しており、投資家のマイニング株に対する関心が戻ってきていることを示している。
ハッシュレート・インデックスの研究者は、次のように述べている。
「もしビットコイン価格が今年さらに40%上昇して42,000ドルに達すれば、ほとんどのマイニング株は今日の水準から50%以上上昇し、最も利益の上がる4~5社は150%以上上昇するだろう。」
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