ビットコインネットワークを基盤とする「BRC-20」規格のミームコインが仮想通貨の世界に熱狂をもたらしている。
Cointelegraph Japan
2023年05月08日 18:52
BRC-20規格ミームコイン熱でビットコイン手数料が高騰 投機家はORDIトークン上場にも熱狂
ビットコインネットワークを基盤とする「BRC-20」規格のミームコインが仮想通貨の世界に熱狂をもたらしている。
BRC-20はイーサリアムのERC-20規格をモデルにしたビットコインブロックチェーン上の実験的なトークン規格だ。
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情報サイト「BRC-20トークン」によると、同規格で発行されたトークンの時価総額は日本時間で8日午後時点で1500億円(約11億ドル)に迫る勢いだ。
これまでに14000種類のトークンが発行されており、特にORDI、BANK、PEPE、MEME、OSHI、DOMOなどのトークンが活発に取引されている。
足元で一番人気のトークンが「ORDI」トークンだ。5月1日時点では4ドルで取引されていたが8日に海外取引所に上場してから前日比50%以上急進して話題になっている。
またイーサリアム上のトークンとして投機家が熱狂的に買い上げていたPEPEも、BRC20版が登場しこちらも注目を集めているようだ。
一方でBRC20規格のミームコインがビットコインネットワークを混雑させており、ビットコイン送金手数料が過去2年で最高値となっている。4月26日に1取引あたり1.99ドルかかっていたのが5月8日時点で1取引あたり20ドル近くになっている。多くのユーザーが取引を迅速に完了できずイライラしている状況だ。
ちなみにBRC20に続く新規格であるBRC-21の開発も進められている。この新規格は5月7日に初めて提案されたばかりだ。BRC-21は他のブロックチェーン上のトークンをビットコインブロックチェーン上で発行可能にするという。
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