米国証券取引委員会(SEC)は、分散型コンテンツプラットフォームLBRYに対する2200万ドルの罰金を減額する。LBRYが資金を調達して支払うことが難しいことが理由のようだ。
Jesse Coghlan
2023年05月15日 15:03
SEC、LBRYに対する2200万ドルの罰金を11万1000ドルに減額
米国証券取引委員会(SEC)は、分散型コンテンツプラットフォームLBRYに対する2200万ドルの罰金を減額する。LBRYが資金を調達して支払うことが難しいことが理由のようだ。
5月12日にニューハンプシャー州地方裁判所に提出された書類によれば、SECはLBRYに対する証券訴訟での罰金を修正することを求めている。
SECはもともと2200万ドル(LBRYがLBRYクレジット(LBC)の販売から得たと主張する金額)を求めていたが、LBRYが資金不足とほぼ倒産状態を理由に、罰金を11万1614ドルに減額するよう裁判所に求めている。また、LBRYに対し、「今後、未登録の仮想通貨証券販売を行わないこと」との要求も含まれている。
SECは書類の中で、「LBRYが倒産し、事業を停止し、大きな罰金を支払う資金がないとの主張を認める。民事罰を科す際の被告の支払い能力が要因だ」と述べた。
SECは2021年3月に、LBRYのLBC販売が未登録の証券販売にあたるとして民事訴訟を起こした。SECは2200万ドルの返還を求め、LBRYに対してLBC販売を停止するよう命じるよう裁判所に求めた。SECは2022年11月に訴訟に勝利し、前任の判事もLBCは証券であるとの判断を下している。
2022年12月にLBRYは、SECが求める2200万ドルは「LBRYの正当な事業費を差し引いていない」として、「大幅に」過大評価されており、合理的ではないと主張していた。
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