セーシェル諸島を拠点とする仮想通貨取引所フォビは5月31日、香港仮想資産コンソーシアム(HKVAC)の最初のメンバーになったと発表した。新組織は、正式に立ち上げられると、格付けサービスやインデックスを提供するとしている。
Derek Andersen
2023年06月01日 14:20
香港仮想資産コンソーシアムが発足 フォビが初期メンバーに
セーシェル諸島を拠点とする仮想通貨取引所フォビは5月31日、香港仮想資産コンソーシアム(HKVAC)の最初のメンバーになったと発表した。新組織は、正式に立ち上げられると、格付けサービスやインデックスを提供するとしている。
新組織は、6月1日から香港で新規制のもとで個人投資家向け仮想通貨取引が始まるという重要な時期にデビューする。フォビはすでにフォビHKを立ち上げ、新しい市場に参入している。フォビによると、「(HKVACは)主に業界のセキュリティリスク管理能力を向上させ、中央政府と香港の地方当局が仮想資産とデジタルファイナンスの世界トップのハブを構築するのを支援するために設立された」という。
フォビ自身は、HKVACに参加することで「市場のニーズに応えるベンチャーキャピタルデータベースの開発を目指している」という。
執筆時点でHKVACのウェブサイトには「説明的」なデータしか掲載されていなかったが、信頼性の9つの基準に基づいてAAAからDまでのデジタル資産取引所の格付けを提供するように設定されている。また、HKVACは2つのインデックスを発表する予定だ。仮想通貨市場指数は、7日間の中央値に基づく上位30の仮想通貨によって構成され、その他の基準と四半期ごとのリバランスが行われる。また、仮想通貨リスク格付け指数も提供される予定だ。
地元メディアのPANewsによると、HKVACの他のパートナーには、フランクサブ・アジア・レーティングス(FrancXav Asia Ratings)、G-ロケット・グローバル・アクセラレータ(G-Rocket Global Accelerator)、香港データ・インフィニティ・テクノロジー(Hong Kong Data Infinity Technology)、HKVAEX、イポロ(Ipoll)、クーコイン(KuCoin)、LKベンチャー(LK Venture)、ナノラボ(Nano Labs)、プリセ(Purise)、ウェルスキング・インベストメント・リミテッド(Wealthking Investment Limited)が含まれている。
香港での新規制は、取引ライセンスの申請ラッシュを引き起こしている。香港ライセンス仮想資産協会(Hong Kong Licensed Virtual Assets Association)とウェブ3ハーバー(Web3 Harbour)という2つの業界団体も今週立ち上げられた。
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