①バイナンスの米国以外の地域責任者にテン氏が任命 ②みずほ銀行が2023年度内にメタバースコインを提供 ③米テザー社がエルサルバドルのビットコインマイニング企業に2.5億ドル出資 ④イーサリアム共同創設者Wilcke氏が55億円相当のETHをクラーケンへ送金
①バイナンスの米国以外の地域責任者にテン氏が任命
バイナンス(Binance)のアメリカ以外の地域市場を監督する地位にリチャード・テン(Richard Teng)氏が任命された。彼はかつてアブダビの規制当局におり、バイナンス創設者チャンポン・ジャオ(Changpeng Zhao、通称CZ氏)の最有力後継者と目されている。
この権限の移譲はCZ氏がバイナンスUSの所有権を減らすことを検討しているという5月の報道を受けたもので、アメリカの規制当局に対する宥和策のようなものだと見られている。
②みずほ銀行が2023年度内にメタバースコインを提供
みずほ銀行は2023年度中にメタバースでの決済の仕組みメタバースコイン(仮称)の提供を開始すると発表した。メタバースでの決済は現在、主に暗号通貨やクレジットカードなどであり、国内銀行による決済サービスの提供は国内初である。
③米テザー社がエルサルバドルのビットコインマイニング企業に2.5億ドル出資
ステーブルコインUSDTなどを発行するテザー社は6月5日、エルサルバドルでビットコインマイニングファームの建設を目指すスタートアップ企業「Volcano Energy(ボルケーノエナジー)」に出資したと発表した。
テザー社は「持続可能なビットコインマイニングと、エルサルバドルの経済成長を支えていく」としている。ボルケーノエナジーの10億ドル規模の初回投資ラウンド、2.5億ドル相当の投資した形である。
④イーサリアム共同創設者Wilcke氏が55億円相当のETHをクラーケンへ送金
イーサリアム共同創設者Jeffrey Wilcke氏のものとみられるウォレットは6月5日、2万2,000ETH(55億円相当)を暗号通貨取引所クラーケンに送金したことがわかった。
一般的に暗号通貨取引所への送金は売り圧力につながる可能性があるため、大口送金の場合は投資家の注目度が高い。一方で、Wilcke氏のウォレットには15万ETH以上がまだ保有されている。
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