仮想通貨取引所バイナンスUSは6月7日、複数の仮想通貨の取引サービスを停止した。これは、今週初めに米証券取引委員会(SEC)がバイナンスと関連企業およびその経営陣を提訴したことを受けた措置だ。
仮想通貨取引所バイナンスUSは6月7日、複数の仮想通貨の取引サービスを停止した。これは、今週初めに米証券取引委員会(SEC)がバイナンスと関連企業およびその経営陣を提訴したことを受けた措置だ。
「慎重に検討した結果、バイナンスUSは2023年6月8日午前9時(PDT)/午後12時(EDT)に選択されたアドバンス・トレーディング・ペアを削除することにした。また、OTC取引ポータルを一時停止し、購入、売却、交換サービスの提供を最適化することにも決定した」と発表した。この一時停止により、ステーブルコインのテザー(USDT)の90以上の取引ペア、ビットコイン(BTC)の8つのペア、バイナンスUSD(BUSD)の2つのペアが影響を受ける。バイナンスUSによれば、入金と出金は引き続き利用可能だ。
バイナンスUSは、サポートされるコンバート取引ペアの数も減らした。現在、USDT、USDコイン(USDC)、BNB(BNB)、イーサリアム(ETH)、BTC、コスモス(ATOM)、アプトス(APT)、ポリゴン(MATIC)、ライトコイン(LTC)、ドージコイン(DOGE)、シバイヌ(SHIB)、ファントム(FTM)、エイプコイン(APE)、ソラナ(SOL)、チェーンリンク(LINK)、カルダノ(ADA)、ポルカドット(DOT)、ガラ(GALA)、アバランチェ(AVAX)などが購入、売却、交換のオプションが利用可能である。
取引所によれば、米ドルに対する交換は引き続き利用可能だが、購入、売却、変換オプションの最大取引額は1万ドルに更新された。
またバイナンスUSは、いつ運用を再開するかは明らかにしないまま、OTC取引プラットフォームを閉鎖した。
6月5日、SECはバイナンスが未登録の証券を提供したとして訴訟を起こした。米国の規制当局は、取引所に対して、BNBおよびBUSDトークン、シンプル・アーンおよびBNBヴォルト製品、ステーキングプログラムの未登録の提供および販売を含む13の訴因で提訴した。
バイナンス訴訟の翌日、SECは同様の理由でコインベースに対しても行動を起こし、取引所が提供する人気のある仮想通貨、ソラナ(SOL)、ポリゴン(MATIC)、ザ・サンドボックス(SAND)などが証券として該当すると主張した。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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