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FTX元幹部らの顧客資金の不正流用 その実態が明らかに | 不動産購入や仮想通貨・Web3とは無関係のプロジェクトにも投資

 FTX元幹部らの顧客資金の不正流用 その実態が明らかに | 不動産購入や仮想通貨・Web3とは無関係のプロジェクトにも投資 WikiBit 2023-06-28 02:35

元FTX幹部らが、仮想通貨やWeb3とは全く関係のないニッチなプロジェクトに数百万ドルを投じたことわかった。

  元FTX幹部らが、仮想通貨やWeb3とは全く関係のないニッチなプロジェクトに数百万ドルを投じたことわかった。その中には、180万ドルもの資金が投じられた「パイナップルハウス」という独特の名前の物件も含まれている。6月26日のFTX現CEOジョン・レイ氏の報告書では、顧客資金の不正な使用が詳述されている。

  報告書によれば、こういった不正使用には、非営利団体のFTX財団を通じて、FTX共同創設者サム・バンクマン-フリード氏や他の元幹部らによる「慈善」寄付が含まれている。報告書では、FTX財団の70万ドル相当の「助成金」が詳述されており、そのうち40万ドルが「合理主義者と効果的な利他主義」に関連するYouTubeのアニメーション動画を投稿した団体に寄付されたという。また、30万ドルの助成金が、「人間の効用関数が何であるかを解明する方法についての本を書く」個人に寄付されたという。

  レイ氏は、これらの「助成金」が、FTX、アラメダ・リサーチ、およびその他のさまざまな団体が管理するさまざまな銀行口座に混在したFTX顧客資金を使用していたと主張している。

  報告書には、FTXが顧客資金を使用して購入したとされる2億4,300万ドル相当のバハマの不動産ポートフォリオの中に、180万ドル相当の「パイナップルハウス」という物件も記載されている。仲介事業者のサザビーズは、バハマにある同様の名前の物件をリストに掲載しているが、報告書に記載されているパイナップルハウスと同じ物件かどうかは不明だ。

  レイ氏が詳述した顧客資金の流用による他の使用用途には、約2,000万ドルが非営利団体「ガーディング・アゲインスト・パンデミック」および「関連団体」に送金されたことが含まれている。その名前が示すように、「ガーディング・アゲインスト・パンデミック」は、そのウェブサイトでCOVID-19のようなパンデミックを防ぐための投資を提唱している。

  レイ氏によれば、この団体は、サム・バンクマン・フリード氏の弟であるゲイブ・バンクマン・フリード氏が運営する政治行動委員会「ガーディング・アゲインスト・パンデミックPAC」と「密接に協力していた」という。

  翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

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