ステーブルコイン発行者のテザーは、ジョージア政府との間で覚書(MoU)を締結し、同国でビットコインとピアツーピア(P2P)に焦点を当てたインフラを開発することを発表した。
Prashant Jha
2023年06月29日 13:47
ステーブルコイン発行企業テザー ジョージア政府とビットコインインフラ開発で覚書締結
ステーブルコイン発行者のテザーは、ジョージア政府との間で覚書(MoU)を締結し、同国でビットコインとピアツーピア(P2P)に焦点を当てたインフラを開発することを発表した。この戦略的な協力関係は、ジョージアで活気あるスタートアップのエコシステムを構築するための基盤となるインフラを構築することに重点を置く。
この共同取り組みは、新興のブロックチェーン業界に対する国際的な注目と投資を引きつけることを目的としている。このパートナーシップは、P2P技術を国家レベルで育成し、それを基盤に金融ツールを構築することを目指す。開発の主な領域としては、ビットコインとブロックチェーン技術の教育、事業者向けの決済インフラの構築、そしてレジリエントでオープンなプライベートP2P通信システムの開発が挙げられている。
テザーは、ジョージア政府とのパートナーシップは、強力で自律的な金融と通信システムの創造と実装を見据えていると述べた。これには、P2P技術ベースのデジタル決済と通信システムの採用を奨励すること、既存のインフラを改善してブロックチェーンベースのソリューションをサポートするための堅牢性と信頼性を確保することが含まれる。この連携は、公共サービスとビジネスセクターに変化をもたらすことを意図しているという。
ジョージアは、地元のスタートアップに支援を提供し、ブロックチェーン技術を開発し、ジョージアをスタートアップにとって魅力的なエコシステムを持つ国として位置づけるための特別な基金を創設する。経済開発副大臣のイラクリ・ナダレイシビリ氏は、この共同取り組みは「国内のブロックチェーン技術の発展、およびこのセクターで活動する企業のジョージアへの導入に貢献するだろう」とコメントした。
テザーのジョージアでの共同取り組みは今回が初めてではない。今年5月末には、テザーが現地の決済処理企業に戦略的な投資を発表している。
また3月には、仮想通貨取引所バイナンスがジョージアに新たなブロックチェーンハブを設立した。このハブは「Web3アウトポスト」と呼ばれ、ジョージアでの仮想通貨の普及促進を目指している。バイナンスは、ジョージアのブロックチェーンセクターに優秀な人材を引き寄せ、雇用機会を増やし、業界教育を提供する計画だ。
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