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仮想通貨取引所ジェミナイのウィンクルボス氏 デジタル・カレンシー・グループに「最後通牒」

 仮想通貨取引所ジェミナイのウィンクルボス氏 デジタル・カレンシー・グループに「最後通牒」 WikiBit 2023-07-04 08:30

仮想通貨取引所ジェミナイの創設者兼CEOのキャメロン・ウィンクルボス氏が、デジタル・カレンシー・グループ(DCG)とバリー・シルバートCEOに対して再度訴訟を起こすと主張している。

  Brayden Lindrea

  2023年07月04日 17:30

  仮想通貨取引所ジェミナイのウィンクルボス氏 デジタル・カレンシー・グループに「最後通牒」

  仮想通貨取引所ジェミナイの創設者兼CEOのキャメロン・ウィンクルボス氏が、デジタル・カレンシー・グループ(DCG)とバリー・シルバートCEOに対して再度訴訟を起こすと主張している。DCG傘下で破綻した仮想通貨企業ジェネシスが有するジェミナイの顧客に対する債務問題の解決が遅れていることが問題となっており、ウィンクルボス氏はシルバート氏が被害者を演じようとしていると非難している。

  ツイッターで公開した「バリー・シルバート氏への公開書簡」で、ウィンクルボス氏はDCGが「詐欺的行為」を行い、「嘘と欺瞞の文化」を持つ企業であると主張した。これにより、ジェミナイのEarnユーザー23万2000人が被害を受けているという。

  ウィンクルボス氏の厳しい言葉で書かれた書簡には、シルバート氏が故意に解決を遅らせたという指摘が含まれている。「調停により、DCGがジェネシスに対して債務を無期限に猶予する機会を与えている。しかもそれは無償である」とウィンクルボス氏は述べている。

  ウィンクルボス氏が最も問題だと指摘するのは、シルバート氏がこの騒動の「被害者」であると主張していることだ。「何十万人にも及ぶ人々に対して33億ドルの借金を抱えていながら、自分が何らかの被害者であると信じ、あるいは少なくともそう思い込もうとする人間は特別な存在だ」とウィンクルボス氏は言う。

  DCGのジェネシスは、ジェミナイ所のEarnプログラムの貸し出し元で、預金者に対して最大8%のリターンを約束する商品だった。しかし、11月16日にジェネシスは「前例のない市場の混乱」を理由に一時的に出金を停止すると発表した。その後、ジェネシスは1月19日に破産を申請した。

  しかし、何度もの遅延が続いた後、ウィンクルボス氏は我慢の限界に達したとみられる。「あなたのゲームは終わりだ」とウィンクルボス氏は語り、弁護士費用などの負担がすでに1億ドルを超え、Earnユーザーの負担になっていると説明した。「もう十分だ」と彼は付け加えた。

  ウィンクルボス氏はシルバート氏に最後通告を出し、自社の「最終的かつ最善のオファー」を7月6日午後4時(東部時間)までに受け入れるか、さもなくば7月7日に訴訟を起こすとしている。

  キャメロン・ウィンクルボス氏がDCGに提示した最終オファーでは、DCGに対して7月21日までに2億7500万ドル、2025年7月21日までにさらに3億5500万ドル、そして2028年7月21日までに最終支払いとして8億3500万ドルを支払うことを求めている。これにより、合計支払い額は14億7000万ドルとなる。

  ウィンクルボス氏は、支払いをビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、そして米ドル(USD)の形で行い、ジェネシス・グローバル・トレーディングからの資金、FTXとアラメダリサーチの破産資産からの将来の支払い、さらにはスリー・アローズ・キャピタルの破産資産からのアバランチ(AVAX)とニアー(NEAR)トークンへの請求権を含めるよう求めている。

  コインテレグラフはDCGにコメントを求めたが、すぐには返答を得られなかった。

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