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バイナンスやBybit撤退でも、現地取引所CEOはカナダの仮想通貨規制をポジティブに評価

 バイナンスやBybit撤退でも、現地取引所CEOはカナダの仮想通貨規制をポジティブに評価 WikiBit 2023-07-04 06:20

仮想通貨プラットフォームBitvoの社長兼CEOであるパメラ・ドレイパー氏は、カナダは「実際に従うことができる規制体制が存在する数少ない管轄区域の一つだ」と語った。

  Turner Wright

  2023年07月04日 15:20

  バイナンスやBybit撤退でも、現地取引所CEOはカナダの仮想通貨規制をポジティブに評価

  仮想通貨プラットフォームBitvoの社長兼CEOであるパメラ・ドレイパー氏は、カナダの規制環境を逃れる企業について意見を述べた。

  ドレイパー氏は6月29日にトロントで開催されたコリジョン・カンファレンスで、バイナンスやdYdX、Bybitなどの仮想通貨企業が2023年にカナダから撤退すると発表しているにもかかわらず、同国は「実際に従うことができる規制体制が存在する数少ない管轄区域の一つだ」と語った。彼女は、バイナンスとコインベースが米国の証券取引委員会(SEC)から訴訟を起こされているケースを引き合いに出した。

  「少なくともカナダでは、ガイドラインが分かる枠組みがある」とドレイパー氏は述べる。「全ての側面に必ずしも同意するわけではないが、サンドボックスが分かる」とも付け加えた。

  他の国で事業を展開している一部の企業は、規制環境の中でカナダへの「投資を行う」意志がないかもしれないと彼女は指摘した。カナダの規制当局は2021年に仮想通貨企業に対して、「投資ディーラー」または「規制されたマーケットプレイス」として登録するよう要求し、2023年には適合していることが期待されている。「スタッフの設置、インフラの整備、証券委員会のライセンス取得プロセスを進めるための弁護士費用など、規制体制に準拠するための作業と費用は多大だ」と彼女は語った。

  2022年6月、現在は破綻した仮想通貨取引所FTXは、カナダ進出の一環としてBitvoの買収を計画していた。しかし、この取引は11月にFTXが破産を宣言し、元CEOのサム・バンクマン-フリード氏がバハマで逮捕されたことでご破算となった。ドレイパー氏によれば、彼女はFTXの流動性に関する2022年11月初旬の報告に当初は懸念を抱いていなかった。多くの人々が同取引所を「規制推進の模範生」と見ていたからだ。彼女はFTXの4億ドルの資金調達ラウンドで当時のFTXが数十億ドル規模の評価額を持っていたことを引き合いに出した。

  「FTXが何か不適切な行動をとっていたという事実は、サムが公に語っていたことや、私たちの合併・買収に関する全体的な物語とは大きく矛盾していた」とドレイパー氏は語った。「もし私たちが買収されていたら、間違いなく私たちは破産手続きに巻き込まれていただろう。FTXがそのように失墜すると誰も予想していなかった」と彼女は付け加えた。「市場から多くの悪質な参加者が排除され、残った者たちは全体的に良い方向に進んでいると思う」と彼女は語った。

  Bybit、バイナンス、dYdX、OKX、パクソスなどの企業がカナダでの事業の縮小または撤退を発表している。

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