昨日のBTC相場は上昇後、失速。31,000ドル(約445万円)を上抜け、6月26日につけた年初来高値を僅かに更新したが、そこで上値を押さえられると、今度は一時30,000ドル(約430万円)を割り込むなどやや値動きの荒い展開となった。
Cointelegraph Japan
2023年07月07日 12:02
ラリー・フィンク効果で年初来高値更新したビットコイン、雇用統計でどうなる?【仮想通貨相場】
著者 松田康生(まつだやすお)楽天ウォレットシニアアナリスト
東京大学経済学部で国際通貨体制を専攻。三菱UFJ銀行・ドイツ銀行グループで為替・債券のセールス・トレーディング業務に従事。2018年より暗号資産交換業者で暗号資産市場の分析・予想に従事、2021年のピーク800万円、年末500万円と予想、ほぼ的中させる。2022年1月より現職。
ポイント
・年初来高値更新後、失速し30,000ドル割れ
・ラリー・フィンク氏発言が拡散
・ADP・ISM非製造業強く11月利上げ織り込みが5割超える
・ADPとNFPとの相関はあまりなく、目線が上がった分、低めの数字に反応しやすそう
昨日のBTC相場
昨日のBTC相場は上昇後、失速。
31,000ドル(約445万円)を上抜け、6月26日につけた年初来高値を僅かに更新したが、そこで上値を押さえられると、今度は一時30,000ドル(約430万円)を割り込むなどやや値動きの荒い展開となった。
BTCは月曜日に31,000ドルに乗せるも、ドル建てでの年初来高値にあと一歩届かず上値を押さえられじりじりと値を下げた。水曜日に発表された中国の経済指標が悪化、休場明けとなる米株のオープン前に株先物が売られ、BTCは30,000ドル台前半に値を下げた。
しかし、オープン後に米株が切り返すとBTCも下げ渋り、30,000ドル台半ばに値を戻した。
昨日は朝方にブラックロックのラリー・フィンクCEOがFOX TVでBTCは法定通貨の減価をヘッジする国際的な資産だと指摘したが、その時点での市場の反応は限定的だった。
しかしSNSなどで発言内容が拡散されるにつけBTCはじりじりと値を上げ始め、欧州時間に入ると31,000ドルを上抜け、年初来高値を僅かに更新したが、戻り売り圧力に押し返され上げ渋り、程なくして31,000ドルを割り込んだ。
ADP民間雇用者数が予想22.5万人予想に対し49.7万人と非常に強い結果となり、2年債金利が5%を超え、11月FOMCでの利上げの織り込みが3割程度から5割超に上昇するとBTCは30,000ドル台半ばに値を下げた。
更にボストン連銀のローガン総裁が更なる利上げに積極的な姿勢を見せたことも嫌気し、米株が大きく値を下げて始まるとBTCも30,000ドル台前半に値を下げ、ISM非製造業景況感指数が53.9と予想51.2を大きく上回り、金利上昇を嫌気して米株が前日比で500ドル以上値を下げる中、BTCは30,000ドルを割り込んだ。
その後、30,000ドルを回復したが、Fortuneがバイナンスの法務顧問やコンプライアンス担当副社長が司法省の捜査への対応を巡り退社したと報じたこともあり、再び30,000ドルを割り込んでいる。
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