国際的なテック企業の元セキュリティエンジニアが、スマートコントラクトのバグを利用して、ソラナベースの分散型仮想通貨取引所から約900万ドル(約12億円)を盗んだとして逮捕・起訴された。
Martin Young
2023年07月12日 16:41
米検察当局 ソラナベースのDEXへの攻撃でハッカーを起訴
国際的なテック企業の元セキュリティエンジニアが、スマートコントラクトのバグを利用して、ソラナベースの分散型仮想通貨取引所から約900万ドル(約12億円)を盗んだとして逮捕・起訴された。
ニューヨーク南部地区の米連邦検察局は6月11日、分散型取引所(DEX)が運営するスマートコントラクトに対する「初の刑事事件」を発表した。検察の声明によれば、被告のシャキーブ・アーメド氏は「専門知識を利用して取引所とそのユーザーを詐欺し、約900万ドルの仮想通貨を盗んだ」という。
検察によれば、この攻撃は2022年7月に行われ、ソラナベースのDEXを狙ったものだった。攻撃は、取引所のスマートコントラクトの脆弱性を利用してフラッシュローンで手数料を膨らませ、それを引き出し、「異なる仮想通貨ブロックチェーンを跳び回り、海外の仮想通貨取引所を利用するなど、ブロックチェーン上で複雑な移転を行いながら洗浄した」。
検察は、2022年7月に攻撃されたDEXの名前を明らかにしていないが、コインテレグラフの過去の報道によれば、未知のハッカーが2022年7月2日にソラナベースの流動性プロトコル「クレマ・ファイナンス」を攻撃し、約960万ドルの仮想通貨を盗んだ。その後、攻撃者は資金の大部分を返却したが、ホワイトハット(善意のハッカー)として160万ドルを保持することを許された。
同様に、検察の声明では、アーメド氏が取引所が法執行機関に攻撃を報告しないという条件で、盗んだ資金のうち150万ドルを除いて全額返却することを決定したとも述べている。「しかし、これらの行動は被告の足跡を隠すことも、法執行機関を欺くこともできず、我々のオフィスや法執行パートナーが資金を追跡するのを阻止することはできなかった」と検察は語った。
アーメド氏はニューヨークで逮捕され、2022年7月のソラナベースのDEXへの攻撃に関連した電信詐欺とマネーロンダリングの罪で起訴された。
最近のニュースに対する反応として、仮想通貨専門の弁護士「オーランド・ビットコイン」氏は、この動きは全体的なDeFiエコシステムにとって良いものである可能性があるとコメントした。「起訴状は、司法省が、プロトコルを意図的に、それが*意図されていない*方法で使用する人物に対して刑事訴訟を起こす意向があることを示している」と彼はツイッターで指摘した。
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