ビットコインETF　米規制当局による「承認の印」となるだろう：ギャラクシーデジタルCEO

　　Jesse Coghlan

　　2023年07月13日 12:45

　　ビットコインETF 米規制当局による「承認の印」となるだろう：ギャラクシーデジタルCEO

　　ビットコイン（BTC）の現物型上場投資信託（ETF）の承認は、米国政府およびその証券規制当局からのビットコインへの「承認の印」となるだろうと、マイク・ノボグラッツ氏が語っている。

　　7月12日にブルームバーグTVでのインタビューで、仮想通貨投資会社ギャラクシーデジタルの創設者であるノボグラッツ氏は、世界最大の資産運用会社であるブラックロックなど、証券取引委員会（SEC）に提出された複数のビットコインETFについて話した。

　　「ブラックロック、インベスコ、ほかのETFプロバイダーの集団が、採用が進んでいる本当のシグナルである」とノボグラッツ氏は語った。

　　彼はまた、多くの人々が仮想通貨への投資に「神経質」であり、ビットコインの現物型ETFの承認は、ほとんどの人々が資産への投資を始める「最初のステップ」になるだろうとした。「それが起これば、SECおよび米国政府からの承認の印だ」と彼は語った。

　　ノボグラッツ氏は、ETFには「巨大なインフラ」が存在すると説明した。ブラックロックとともに、ヴァルキリー、インベスコ、ヴァンエック、ウィズダムツリー、フィデリティ、そしてARKインベストと21シェアーズによる共同ファンドからの提案されたETFが承認待ちである。ノボグラッツ氏は、これらの多くが最終的には承認されるだろうと考えている。「SECは1つだけを承認するわけではないだろう。これらの巨大な営業チームが、以前はアクセスできなかった人々にアクセスを提供するだろう」と彼は語った。

　　SECのゲイリー・ゲンスラー委員長は以前、「ビットコイン以外のすべて」が彼の機関の管轄下にあり、他の仮想通貨プロジェクトは通常、開発者が明確に存在し、その作業に基づいて利益が見込まれるため「証券」となると主張した。

　　ノボグラッツ氏は、ギャラクシーとインベスコの現物型ビットコインETFが年末までに上場できるかどうかについての質問に対して、避けるような態度を示した。「SECは非常に頑固で、仮想通貨に対して非常に厳しい」と彼は語った。「私たちはそのプロセスにあり、それは長くてイライラする道のりだった。それだけにしておく」と彼は付け加えた。「米国での仮想通貨規制の実際の進展を見るためには、SECの心変わりか、行政の変更が必要だろう」と彼は語った。

　　ノボグラッツ氏は、ビットコインの価格は年末には高値で終わるだろうと予測した。「最高値を超えれば、良い上昇があるだろう」と彼は語った。