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米FTCがセルシウスに47億ドルの罰金

 米FTCがセルシウスに47億ドルの罰金 WikiBit 2023-07-13 22:47

米国の連邦取引委員会(FTC)は、破綻した仮想通貨レンディング企業セルシウス・ネットワークに対して47億ドルの罰金を科した。

  Zhiyuan Sun

  2023年07月14日 07:47

  米FTCがセルシウスに47億ドルの罰金

  米国の連邦取引委員会(FTC)は、破綻した仮想通貨レンディング企業セルシウス・ネットワークに対して47億ドルの罰金を科した。しかし、セルシウスが破産手続きにおいて残存資産を顧客に返還することを優先させるため、この判決は保留となる。

  7月13日の発表によると、セルシウス及びその関連会社は「任意の資産を預ける、交換する、投資する、または引き出すことが可能な製品やサービスを提供することやマーケティング、宣伝」行為が永久に禁止される。

  ニュージャージー州に拠点を置くこの企業は、利子付き口座、仮想通貨預金によって担保付けされた個人向けローン、仮想通貨取引所など、さまざまな仮想通貨製品とサービスを消費者にマーケティングしていた。FTCの訴えでは、共同創設者アレックス・マシンスキー氏、シロミ・レオン氏、ハノク・ゴールドスティーン氏は、プラットフォームを顧客が仮想通貨を預ける「安全な場所」としてマーケティングし、一方で顧客の資産を40億ドル以上着服したと主張している。共同創設者はFTCとの和解に同意せず、彼らに対する訴訟は連邦裁判所に移される。

  さらにFTCによると、セルシウスが12億ドルの無担保ローンを提供し、75億ドルのユーザー保険ポリシーを有していると偽り、2021年後半まで自社の資産と負債を追跡する手段を持っていないという。2022年の仮想通貨弱気市場の開始時には、経営陣は会社の状況について嘘をついていたとFTCは主張している。

  「レオン、ゴールドスティーン、マシンスキーは、顧客が仮想通貨の預金を引き出さないように顧客に嘘をつきながら、セルシウスから大量の仮想通貨を引き出し自己を保護した。これは会社が破産を申請する2ヶ月前のことだ。その結果、消費者は生活費、大学資金、退職金を失った。」

  同日、米証券取引委員会および商品先物取引委員会もセルシウスに対して訴訟を提起した。同時に、マシンスキーは米国司法省により7件の詐欺関連の罪で起訴され、その後拘束された。セルシウスは昨年7月に破産を申請していた。

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